AIの進歩により税理士という仕事はなくなるのか?

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税理士という仕事はなくなるのか?
もういつの頃か覚えていないが、一時期「税理士という仕事はAIにとって代わりなくなってしまう!」という話が話題になりました。確かに、AIというかITの進化により会計業界を取り巻く環境は、ここ10年で大きく変化しています。
当事務所もその変化に対応すべく開業当初から「freee」を選択した訳ですが、日々進化するプロダクトに驚愕するばかりです。
では、本題にはいります。
税理士という仕事はなくなるのか?
答えはYESであり、NOでもある。とても曖昧な回答です。
所得税の確定申告にファーカスすれば、答えはYESです。ここ数年、クラウド会計が驚くほど発展し、また税務当局もスマホで簡単に申告できるように毎年開発してはリリースしています。
画面の指示に沿って入力するだけで自身の確定申告が完結する。そんな時代が来ています。
記帳業務についても、間違いなく税理士は不要になります。自分でできるのであれば、税理士に高い報酬を支払う必要はありません。
法人税の確定申告にフォーカスすれば、答えはNOです。事業規模が1000万円程度であれば税理士なしでも申告書を作成することができるかもしれませんが、規模が大きくなれば厳しいと思います。
と、言う事で答えはYESであり、NOである。
当事務所を訪ねてくる納税者。
当事務所はfreeeというクラウド会計を利用しています。したがって、当事務所を訪ねてくる納税者のほとんどがfreeeユーザーです。そして、freeeを数年利用してから訪ねてくる方が多いです。
その方々に共通していることがあります。
- 自分がfreeeに登録しているデータが正しいか不安である。
- 税制改正についていけない(特に消費税、インボイス関係が多い)
- 節税したい。
特に「自分がfreeeに登録しているデータが正しいか不安である。」が多く、そして間違っているのです。AIが進化した現在でもこれが事実です。
まとめ
私の年齢は40代後半です。税理士を続けてもあと20年位でしょうか?そこでハッピーリタイアしたいと思っていますが、たぶん、20年後にも税理士という仕事は無くなっていないと思います。
ただし、今の税理士業界とは大きく変わっているとは思います。
ところで、色んなサイトで税理士という仕事が将来的に無くなると書いてありますが、その将来っていつ頃なんでしょうか?
【編集後記】
税理士として生き残っていくためには、もっともっと私自身が進化していかなくてはと改めて思う。
今年も「うちのカッコいぃ税理士」と言われるようにね。