税理士も困る!?e-Taxのここが分かりにくいポイント3つ

e-Taxは、国税庁が提供するオンライン申告システムです。
便利でスピーディーに申告できるのが魅力ですが、実際に触ってみると「え、ここどうするの?」と迷う場面が少なくありません。正直なところ、私たち税理士でも戸惑うことがあります。
今回は、日々の業務で感じる「これは分かりにくい!」というポイントを3つに絞ってご紹介します。もし「自分だけじゃなかったんだ」と思っていただけたらうれしいです。
目次
「ソフト」と「Web版」の違いがややこしい
まず悩むのが、「e-Taxソフト(ダウンロード版)」と「e-Taxソフト(Web版)」の違いです。
名前は似ていますが、実は機能がかなり違います。個人の確定申告ならWeb版で十分対応できますが、法人税や相続税などはダウンロード版でなければ対応できないこともあります。
「同じe-Taxなのに、なんで分かれているの?」と感じるのは当然のこと。私は基本的には会計ソフトを利用しているのであまり問題ないのですが、相続税とかは「どっちを使えばいいのか?」が非常に分かりづらいポイントです。
添付書類の扱いが複雑
次に、添付書類問題です。
紙で提出すべきなのか、イメージデータで良いのか、その区別が本当に分かりにくいのです。
例えば「決算書や税務代理権限証書」はPDF添付でOKですが、一部の証明書類は紙で提出が必要だったりします。国税庁の手引きを読んでも「この書類は電子でも可」「この書類は紙で」と混在しており、慣れていないと混乱するのも当然です。
また、同時送信と後から送信する2つの方法があったり、それぞれ添付データの要領に制限があったりと悩ましい問題があります。
保存・印刷が一筋縄ではいかない
最後に、データ保存や印刷のしづらさも大きな悩みどころです。
e-Taxでは申告データをXML形式で保存できますが、一般の方からすると「XMLって何?」というレベルの専門用語です。さらに、そのままでは中身を確認できず、結局PDF形式での控えを別に出力する必要があります。
また、「控えをまとめて印刷したい」と思っても、帳票ごとに印刷指示を出さなければならないケースもあり、紙で一式をそろえたい人にはとても不親切です。顧問先に資料を渡すときや、自分の手元に保存しておきたいときに、もう少し簡単にできればと思う瞬間がよくあります。
まとめ
e-Taxは確かに便利で、紙に比べれば大幅に効率化されています。ただその一方で、「どのソフトを選べばいいのか」「どの書類を添付すればいいのか」「どう控えを残すのか」といった場面ではまだまだ分かりにくさが残っています。
これは、実は税理士でも同じです。私自身、初めてe-Taxを使ったときは戸惑い、今でも新しいパターンに出会うと「ここはどう処理するんだっけ?」と調べることがあります。
だからこそ、「自分だけが分からないんだ」と落ち込む必要は全くありません。
もしe-Taxで迷ったら、無理に一人で解決しようとせず、信頼できる専門家に相談するのも一つの方法です。