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基礎的財政収支(プライマリーバランス)
国や地方自治体において、財政の健全性を表す基本指標(財政規律の基準)をいいます。これは、国の場合、税収・税外収入と、国債費を除く歳出との収支のことをいい、その時点の税収等でどれだけ賄えているかを示す指標のこと。
簡単にいうと収入と支出のバランス保てていますか?という目安で、家庭でいえば給料と比較して支出は多くないですか?ただし借金の返済は除く。といった感じでしょうか?
日本はこのプライマリーバランスがずっとマイナス(要は赤字)ということで、日本の借金は〇〇兆円ですとか、国民1人あたりの借金は〇〇万円ですという話に繋がっていくわけです。
2025年度には黒字化に
もともt2020年度に黒字化を目標にしていたのでが、コロナの影響もありこれを断念。2025年に黒字化に先送りしたのです。
ですが、これも昨今の世界情勢影響もあって1兆5千億の赤字見通し、しかもこの数字、今後、日本が高い経済成長が実現した場合の数字です。
一般庶民の考え方では、今後、高い経済成長が実現するのかと言えば「NO」だと思います。燃料費の高騰を受け、その他財にかける支出は減少していると思います。微かな光と言えば大手企業が賃上げを行うと言っていることでしょうか?
それでも政府は「2026年度にはプライマリーバランスが黒字になる」と言っているのだから素晴らしい。
増税か?歳出削減か?
企業の決算と同様で黒字にするためには売上を伸ばすか、経費を減らす。この2つの方法しかありません。
国民に高い負担を求めれば税収は上がりますので、プライマリーバランスは改善されますが世論の反対は多いでしょう。世論の多くは税金の使い道、無駄な支出は減らせば良いという考え方だと思います。歳出を削減したらしたで、削減された事業で文句はあるとは思いますが。。。
いずれにしても、我々現役世代の負債を後世に残したくない気持ちがある一方で、そうは言っても今ある生活を何とかしなければと思いところもあり、一般庶民は節電とか節約に気を遣う毎日なのです。節約すると経済が回らなくなるという悪循環にはなりますがね。
この気持ちが霞が関の役人や国会議員の方に届くことを切に願います。
【編集後記】
最強寒波。
濡れたタオルをぶん回すと凍る気温です。