繁忙期を迎える税理士の本音と向き合い方
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繁忙期前に「選択と集中」をした不安
税理士にとって年明けから春先にかけては、毎年わかっていても身構えてしまう繁忙期です。今年は例年と少し違う状況があります。
昨年まで継続していた、知り合いの事務所からの外部委託業務をすべてお断りし、当事務所のクライアントの業務のみに注力する体制へと舵を切りました。
外部委託業務を削減し業務量を確保したうえで、クライアント数を増やした訳ですが、3月決算に集中してしまい、これから5月末までがずっと繁忙期が続きます。まあ稼ぎ時。
ただ、目の前のお客様にしっかり向き合うために下した決断であり、繁忙期だからこそ中途半端な仕事はしたくない、という思いが根底にあります。不安はありますが、それは挑戦している証拠でもあると感じています。
例年より早く進んでいるのに消えない不安
現在、年末調整・法定調書合計表・償却資産申告といった1月末期限の業務は、昨年実績と比較して1週間ほど前倒しで進んでいます。数字だけを見れば順調、段取りも悪くありません。
それでも「何か抜けていないか」「想定外の修正依頼が来るのではないか」と、心が落ち着かないのが繁忙期特有の感覚です。税務の仕事は、最後まで何が起こるかわからない。だからこそ早めに動いているのですが、早く進んでいるから安心、とはならないのがこの仕事の難しいところです。
それでも、過去の経験から「準備している分だけ、最悪の事態は避けられる」こともわかっています。不安を感じつつも、淡々とやるべきことを積み上げていくしかありません。
税務調査を抱えた2月、それでも前を向く
さらに今年は、2月の確定申告前に税務調査が2件予定されています。何もこの時期じゃなくてもというのが本音です。
繁忙期のど真ん中にスケジュールが入ると、どうしても全体の段取りに影響します。正直、プレッシャーは小さくありません。
ただ、税務調査は避けるものではなく、きちんと向き合うべき仕事の一つです。日頃から帳簿や処理の整合性を意識してきたからこそ、過度に恐れる必要はないとも思っています。
繁忙期は不安の連続ですが、その一つ一つを乗り越えた先に、事務所としての成長があります。今年の繁忙期も、目の前のクライアントに誠実に向き合う。その積み重ねが、結果として自分自身の不安を小さくしてくれると信じています。
ということで、最近はちょっと朝活して何か1つ仕事を片付けてからうちのスタッフの出勤を待つという日々です。
【編集後記】
毎年不安になるんだけど、終わってみれば順調に終わるんですけど。ほかの事務所さんより仕事量は少ないはずだし、意外と何とかなるものです。