第一四半期を振り返って
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第一四半期を振り返って
早いもので、本日3月31日をもって令和8年の第1四半期が終了しました。税理士事務所にとって最も忙しいこの期間を、数字を中心に振り返ります。
まず売上高は前年対比115%という結果となりました。令和7年は相続税案件を含んでいた一方で、令和8年は相続案件がない中での達成であり、ベースの底上げが進んだと捉えています。主な要因としては、税務調査対応案件の増加に加え、クライアント数の増加により顧問料などのストック収益が伸びたことが挙げられます。
営業損益についても前年対比111%と堅調に推移しました。令和7年から一部の費用について会計処理方法を見直し、年払い費用を発生月に対応させて按分する形に変更したことも、損益の見え方に一定の影響を与えています。実態に近い形での利益管理ができるようになった点は、今後の経営判断においてもプラスに働くと考えています。
また、事業計画との比較では、売上102%、営業損益107%と、いずれも僅かではありますが目標を上回る結果となりました。繁忙期の業務量をしっかりとこなしつつ、一定の成果を出せた点は評価できる一方で、まだまだ改善の余地はあると感じています。
課題は「繁忙期以外」の収益化
当事務所の大きな課題は、繁忙期を過ぎた後の収益の作り方です。現状の収益構造は、顧問料と決算報酬、そしてスポット案件に依存しており、どうしても季節性が強くなりがちです。
理想としては、工数を大きくかけずに単価を確保できるサービスの構築です。例えば、既存顧問先に対するオプションサービスのパッケージ化や、セミナー・コンサルティングの定型化などが考えられます。いずれにしても「時間を切り売りするモデル」から一歩進み、仕組みで収益を生む形を意識していく必要があります。
特に、現在のようにクライアント数が増加している局面では、個別対応の積み重ねだけでは限界が見えてきます。サービスの標準化や商品化を進めることで、少ない負荷で収益を積み上げられる体制を整えていくことが、次のステージに向けた重要なテーマです。
第二四半期に向けて
一方で、第一四半期ほどの業務量はなく落ち着くため、この期間をどう使うかが非常に重要になります。単に余裕ができたと捉えるのではなく、「仕込みの時間」として活用していきたいところです。
その一つがAIの活用です。業務効率化はもちろんのこと、提案の質を高めたり、新たなサービスを生み出したりする上でも、AIの習熟度は今後の競争力に直結すると感じています。実務にどう落とし込むかを試行錯誤しながら、自分自身の武器として磨いていきたいと考えています。
繁忙期で得た収益を土台にしつつ、次の四半期では「仕組みづくり」と「能力向上」に投資する。このバランスを意識しながら、より強い事務所運営を目指していきます。
【編集後記】
週末⛳の予定なのですが、天気☔が心配です。