確定申告始まる

昨日、2月16日から令和５年分の確定申告の受付始まりました。

今年の税務署は大変だなと思います。すでにニュースでは「裏金問題の渦中で、岸田首相が16日から開始される所得税の確定申告について納税者に適切な申告、納税を行うことを呼びかけたことを伝えた。」ことに対して多くの方が怒りの意思表示をしています。

「自民党裏金議員が納税しなければ国民も納税しない」などと確定申告をボイコットするなどなど旧Twitter界隈では盛り上げったいるようです。

また、タイミングが悪いというか石原伸晃氏が「政治家が領収書を出すのは100円単位でいいのでは」と発言したりと国会議員と納税者との感覚の違いが明らかになりました。

ミーティングをしていても。。。

確定申告期を迎えクライアントとのミーティングが増えています。クライアントに対し「この支払いは何ですか？」とか「これ本当にビジネスに必要な支払いですか？」などと確認していますが、ホント、クライアントに申し訳なくなります。

私は正しいことしていることには間違いないのですが、その行動が申し訳ないと思わせる政治はいかがなものかと思います。とは言え、この国会議員を選んだのも我々国民なのですが。

私からのおお願い

私からのお願いです。

裏金問題に端を発したこの事件、現在は納税問題に移りつつあると感じています。国民感情は税務署に向くのは致し方のないことです。が、税務署の現場の職員は何もなく権限もなく、どうしようもないのです。

私自身も長年税務署で仕事をしてきて感じたことです、税務職員も納得いっていないんです、でも何もできないんです。

税務署の確定申告会場で愚痴ってもいいです、ぼやいてもいいです。でも、税務職員に対して大きな声で叱責しないでほしいです。税務職員も人間です。

大きな声をあげるなら、もっと上の方の人間に対して声を荒げてください。そして選挙で投票をしてください。

田舎のOB税理士の切なる願いです。

【編集後記】

明日、年を１つ重ねます。