源泉徴収制度を廃止せよ!!

源泉徴収制度を廃止せよ。

このネタでブログを書くのは何回目だろうか?私は源泉徴収制度が嫌いである。私が税務職員として最初に勤務した大宮税務署、法人課税第2部門で源泉所得税を担当する部署でした。希望通り法人課税部門の配属されたのに「所得税」の担当かと凹んだのを覚えています。

Wikipediaによるとアメリカ、フランス、イギリスなどで源泉徴収制度があるようで、日本では利子所得に対しては1899年(明治32年)から、給与所得に対しては1940年(昭和15年)から源泉徴収が採用されているとのことです。

この制度の最大の目的は、国が効果的かつ効率的に徴税するというものです。確かに日本の給与所得者数5255万人でこれらの徴税を雇用する企業に負担させているのだから効果的かつ効率的と言わざるを得ません。

源泉徴収制度のデメリット

源泉徴収制度の最大のデメリットは「納税者の税に対する意識の低下」です。良く分からないけど毎月所得税が引かれているよね、年末調整すれば確定申告しなくていいし簡単。でも何だか税金って高いよね、極端な考えかもしれないがこんな感じでしかないと思います。

これは一般的に言われているデメリットです。

実は私がフォーカスしているのは、この源泉徴収制度における事務負担です。前述したとおり「国が効果的かつ効率的に徴税する」ために企業側の事務負担が増加しているということです。毎年変わる税制に対応しつつ毎月の徴税、年末調整の事務、給与所得に限らず報酬においても源泉徴収が必要になるという厳しい現実。そして税務調査の場面において誤りが発見されると追徴課税、加算税、延滞税とペナルティーが盛りだくさん。これ、酷くないですか。税務署時代は普通に、当たり前だと思っていましたが今は違和感だらけです。

年末調整事務は嫌いだ。

私は年末調整事務は嫌いです。地味に事務量があって、12月の初旬からダラダラ始めて源泉所得税の計算、源泉所得税の納付書の作成、支払調書の作成、法定調書合計表の作成と1月後半まで続くからです。

ぎゅって集中して仕事して、サクッて終わらないから嫌いです。

源泉徴収制度を廃止するデメリット

源泉徴収制度を廃止したら、まあそれは税務署は大パニックでしょうね。何せ5255万人の確定申告書を処理することになるのだから。同様に税理士も大パニック?逆に稼ぎ時になるかも(^^♪

仮に税務署が大パニックなっても私もう辞めているから関係ないし、税理士だって処理能力に限界があるから出来ないものは出来ないし関係ないか。

【編集後記】

多分、土日返上で年末調整事務しているので愚痴りたい気分なんだと思います。

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