暦年贈与の110万円の非課税枠が残る

暦年贈与の110万円とは?

私、税理士ですが、相続は得意ではありません。経歴を確認いただければと思いますが、長年税務署に勤務し法人税・消費税をメインに調査事務等に携わってきました。1年間だけ資産税関係にほんの極わずか触れたことはありますが、相続税は極力触りません。というか、当事務所に税務署OBで資産税経験者が来ない限り相続税の仕事は請けません。

話が逸れましたが暦年贈与の110万円とは、年間110万円の贈与税の基礎控除があり、毎年110万円を次世代の相続人に贈与することで相続税の節税を図れるという超ポピュラーな方法です。

この110万円の基礎控除枠を撤廃する議論がここ数年行われてきたのです。申し訳ないのですが、議論に至った経緯などは全くしらないのですが、この基礎控除枠を撤廃するのは「現実的に厳しい」ということで残りました。という話です。

それだけでは終わらない相続税議論

現在の相続税法では死亡前3年以内に行われた贈与であれば、相続財産に含めて相続財産に含めて計算します。これを「持ち戻し」というのですが、この期間の延長議論があるらしいです。

グローバルな視点でいえば、日本の3年間は短く、イギリス7年、ドイツ10年、フランス15年、アメリカ生涯となっているようです。(法人税以外はホント無知なんです)

素人的感覚で、そんな昔の贈与をどうやって管理するのでしょうか?という疑問があります。仮に相続財産に含めず申告した場合、税務当局は把握できるのでしょうか?

15年前に100万円贈与してますよ!なんて言われてもねー。

月間所長のミカタ

毎月、大同生命さまから「月間所長のミカタ」という情報誌を頂いております。有難いことに、これらの資料から情報を得ることも多々あります。今回もその情報誌から得た情報をブログにしてみました。

最新の情報をキャッチアップするのが苦手な私にとって貴重な情報ツールです。

【編集後記】

ちょっと精神状態が不安定です。今朝、私が幼少期から大変お世話になった方の訃報が届きました。体調を崩されているのは知っていたのですが、近くに行っても会う事は避けていました。今年の夏前に体調を崩されてから余命が長くない事を聞いていて、会えば泣いてしまいそうで会いに行く勇気がありませんでした。後悔はしていません。私、弱い人間なので。。。

ご冥福をお祈りいたします。

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