令和４年分の所得税確定申告状況が
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令和４年分の所得税確定申告状況
もう公表されてから１ヶ月近く経過していました。情報キャッチができていないと反省しております。
さて、以下、国税庁の公表データの引用です。
所得税等の確定申告書の提出人員は 2,295 万人（対前年比＋0.4%）で、平成 25 年分以降ほぼ横ばいで推移しています。
確定申告書の提出人員のうち、申告納税額がある方（納税人員）は 653 万人（同▲0.5%）で、その所得金額は 46 兆 3,072 億円（同＋0.1%）、申告納税額は 3 兆 6,801億円（同▲2.9%）となっており、令和３年分と比較すると、人員及び申告納税額は減少し、所得金額は増加しました。
⚫事業所得者 納税人員は 163 万 8 千人（同▲6.6％）で、その所得金額は 7 兆 7,446 億円（同▲10.0％）、申告納税額は 7,530 億円（同▲11.9％）となっており、令和３年分と比較すると、いずれも減少しました。
⚫ 事業所得者以外 納税人員は 489 万 6 千人（同＋1.7％）で、その所得金額は 38 兆 5,626 億円（同＋2.5％）、申告納税額は 2 兆 9,271 億円（同▲0.3％）となっており、令和３年分と比較すると、人員及び所得金額は増加し、申告納税額は減少しました
税理士の勝手な考察
①申告納税額は 3 兆 6,801億円に対し、源泉徴収による所得税額は18兆 4,950億円（今回の資料にはないけど）と、いかに事業者に徴税事務を負担させているのかと再認識した
②事業所得以外の納税人員は 489 万 6 千人と事業所得者の３倍の人員、所得金額は５倍以上、納税額も４倍以上あることに驚き。事業は儲からないのかと思ってしまう。
株式等の譲渡所得の申告状況
確定申告書の提出人員のうち、株式等の譲渡所得の申告人員は 108 万３千人（対前年比▲3.3%）です。そのうち、所得金額がある方（有所得人員）は 48 万９千人（同▲21.3％）で、その所得金額は 4 兆 630 億円（同▲11.0％）となっており、令和３年分と比較すると、いずれも減少しました。
ここのところの株価は、バブル崩壊後の最高値を更新するなど好調です。令和５年は株式等の譲渡所得の申告書は増えるのか興味があります。また令和６年から新NISAが始まり、その影響がどう申告所得税に現れるのか気になるところです。
【編集後記】
今日はfreeeの中の人（アドバイザー事業部とパートナー事業本部の方とのミーティングと息子の送迎という比較的まったりとした１日を過ごせそうです。
