ネタがないという、最高のネタ
平日毎日ブログを更新すると決めたあの日の自分を、いま少しだけ問い詰めたい。
当初は土日祝日を含め毎日更新すると決めた。
「本当に毎日いけると思ったのか?」 うん思った。
最初のうちはよかった。確定申告の話、税制改正の話、仕事で気づいたこと、ガレージDIYの進捗、コーヒーの話、サッカーの話。書きたいことはいくらでもあった。むしろ時間が足りないくらいだった。
しかし、毎日書くというのは、想像以上に“自分の在庫”を消費する。
気づけばこう思っている。
――今日は、何を書くんだ?
特別な出来事はない。劇的な税制改正もない。DIYも乾燥待ち。コーヒーも、今日はいつもの味だ。
つまり、ネタがない。
でも、よく考えるとこれが一番リアルなのかもしれない。
毎日がドラマチックなわけではない。ほとんどの日は、淡々とした積み重ねだ。申告書を確認し、仕訳を見直し、顧問先とミーテイングをし、静かにコーヒーを淹れる。
派手さはない。バズりもしない。
だけど、仕事も人生も、実際はこの“何も起きていない日”でできている。
ネタがないと感じる日は、自分のアンテナが鈍っている日かもしれない。あるいは、当たり前を当たり前として流してしまっている日かもしれない。
「今日は何もなかった」と言える日は、裏を返せば「大きなトラブルもなかった」ということだ。それはそれで、十分価値がある。
ネタがないということは、平穏であるということ。
そして平穏は、努力の結果かもしれない。
毎日ブログを書くというのは、ネタ探しというより、自分の思考を掘る作業だ。出来事がなくても、考えはある。感情はある。小さな違和感や、小さな喜びはある。
それを言葉にできるかどうか。
今日のブログは、「ネタがない」というネタで書いた。
でも実際は、ネタがないのではない。特別なことがないだけだ。
特別じゃない日をどう切り取るか。
それが、毎日書くということなのかもしれない。
さて、明日は何を書こうか。
たぶんまた、「何もない日」の話になる。
でもそれでいい。
続けること自体が、すでにひとつのネタなのだから。
【編集後記】
確定申告書の作成、嫌になってきた