インボイス制度に公平性はあるのか?

課税の適正性や透明性を確保するため

インボイス制度の導入の背景には「軽減税率制度を導入する場合、課税の適正性や透明性を確保するためには、仕入税額控除の方式を現行の請求書等保存方式からインボイス方式にする必要がある」という事です。

実はこの適正性や透明性というフレーズに違和感があって、普段なら「適正公平な課税」というフレーズを良く使うのに、なぜ今回は使っていないのか?

あくまでも個人的な見解ですが、インボイス制度導入において公平性が全く担保されていないからだと思っています。現在、免税事業者であっても取引先との関係もあり適格請求書発行事業者となる納税者と、売上先が最終消費者のためインボイス制度導入後においても引き続き免税事業者であり続ける事業者との公平性が保てていないからだと。。。

同じ売上でも納税と免税があるということで、公平性は担保されていない。

免税事業者の免税点を引き下げる

究極は免税点制度を廃止して、全ての事業者が消費税を納税すれば公平性が担保されるのだと思うのですが、これは現実的ではない。せめて課税売上高が300万円を超える場合には消費税の納税が必要となるように、免税事業者の基準を300万円にすればある程度公平性を確保することもできるし、税収も⤴と思うのですが、最近、Twitter界隈で免税点300万円という呟きを多くみたので、パクッみました。とてもいい意見だと思います。

折しも最近、雑所得300万円問題もあったからちょうど良い金額では!なんて思ってしまいました。税務当局は300万円という数字が好きなのかも。。。

頭が痛いインボイス制度

色んな税理士と話をしていると、ホント、インボイス制度については頭が痛いです。ホントに悩ましい問題です。

【編集後記】

新規の問い合わせが2件ありました。今年の目標は依頼された仕事は全部引き受ける(もちろん報酬的に合意した場合のみ)でしたので、来週以降にお話をお聞きすることになりました。

仕事、パンパン。年末調整不安。

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