なぜ、士業という職業が存在するのか?

士業とは?

士業には弁護士、弁理士、司法書士、行政書士、税理士、社会保険労務士、土地家屋調査士、海事代理士の8つがあります。

なぜ士業があるのか?それは、それぞれの分野における手続きがとても難しく素人ではできない仕事だから。だと思います。

例えば、我々税理士が行うのが税務の分野です。税務の分野は、税法という法律により縛られており、この税法に基づいて適正に申告を行うことになっています。

しかしながら、税法は難解であり我々も理解できないようなことが多々あり、1つ間違えると納税額に大きな影響を及ぼすことがあります。このようなリスクを回避するため士業と呼ばれる専門家が存在し仕事をしているのです。

セルフ申告の限界

本来であれば士業と呼ばれるている業種の仕事を自分で行いことができます。弁護士を立てない裁判や、登記に申請などは自分で行うことができます。もちろん税務申告においても、自分で行うことは可能です。

ですが、ここ数ヶ月所謂税理士が作成しない「セルフ申告」と呼ばれる納税者の税務調査に立ち会いました。ある程度の情報はインターネットやSNSで収集し、それなりの申告書を作成しています。

ですが、実際に税務調査においては、いくつもの不備が指摘されているのが現状です。専門家ではないが故に、どこの税務リスクがあるのか、つまり税務調査で指摘されそうな部分なのかが分からないために「大丈夫だろう」という安易な考えで経費計上していたり、資料が揃っていなかったりという状況です。

そもそも自社の取引形態が曖昧過ぎて正しい経理ができないなんてこともあります。

専門家への依頼を進める理由

税務リスクに限らず、諸々のリスクを回避するために様々な方法があると思います。その1つが専門家に依頼すること。もちろん報酬は発生しますが、のちに起こる問題を事前に防いでいると思えば安いはず。税務調査において何日も無駄な無益な時間を過ごす必要はなくなります。

私も、本当に心配なときは専門家に依頼するし、出来ない事はやりません。それが1番精神衛生上良いからです。

まとめ

企業におけるリスク回避を行うのも経営者の責任です。税務署が、警察がとか言う前に自身の責任を深く反省してほしいものです。

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