「激変緩和措置」

方針決まる?

インボイスを巡るカオスな状況に更に拍車をかけていた「激変緩和措置」の方針が決まったようです。

①消費税の納付を免除されている売上高1000万円以下の小規模事業者が「課税事業者」を選択した場合、3年間は納税額を売上税額の2割に軽減する
②課税売上高が1億円以下の事業者について、制度施行から6年間、1万円未満の課税仕入れにはインボイスの保存がなくとも帳簿のみで仕入れ税額控除を可能とする

①が3年間の経過措置、②は6年間の経過措置という何とも歯切れの悪い激変緩和措置。目先の対応だけで全く根本的な解決になっていないと思う。結局、3年後、6年後には経過措置が切れると言って現場は大騒ぎになるんですよ。

小規模事業者の理解を得たい

自民党税調の宮沢洋一会長曰く「激変緩和措置で小規模事業者の理解を得たい」とのことですが、理解なんか得られないですよ。だったら、経過措置なんて設けずにドーンと導入してしまえばいいんですよ。ちまちま目先の小細工するから現場が疲弊していくんです。

詳細はこれから?

私が文句を言っても変わる訳でもなく税理士として淡々と仕事をしていくだけなんですが、なるべく早く詳細が知りたいですね。クライアントに説明ができないし、業務フローの再構築も必要になってくるしね。

頭痛いな。

【編集後記】

freeeの本社に行ってきました。体の疲労を考え前泊したのですが、やっぱり「あずさ」での移動は疲れますね。年を感じます。単身赴任中はこれが毎週の通算5年間乗ったのかと思うとあの頃は若かったと改めて思う今日この頃です。

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