電子取引を紙で保存するのは原則禁止!?
目次
改正電子帳簿保存法
令和3年度の税制改正で「電子帳簿保存法」の抜本的に見直しが行われ大きく改正されました。
詳しく説明すると何時間あってもたりないし、簡単イメージ図で書いてありますが実は難しかったりするんです。
私自身も何冊か電子帳簿保存法の解説本を読みましたが、ストンと理解するにはほど遠い状況でした。
先日、freeeが主催する「ゼッタイわかる!電子帳簿保存法改正の完全解説セミナー」を受講して、なんとなく概略というか大枠が理解できた状況です。
今回はセミナーを受講して、これは結構大変だなーと思った事項についてのブログです。
電子取引データの書面保存の廃止!!
「電子取引データの原本は電子データ。電子取引データは全て電子データを保存するよう義務化」
そもそも電子取引とは・・・「取引情報の授受を電磁的方式により行う取引」と定義されています。さすが税法、「取引情報の授受を電磁的方式により行う取引 」と定義づけされてもさっぱりわかりません。
もっと簡単に書くと「紙を介さず行う取引全般」を指します。つまち取引先から送信されたPDFの請求書だけでなくネットバンキングやキャッシュレス決済の明細データ、ECサイトの購買データ、Webサイトに表示される領収証等のスクリーンショットも対象になります。
これらのデータをどのように保存しておくのか?これは大きな問題です。大手企業なら対応できるでしょうが、中小企業、個人事業主の対応は大変だと思います。
そもそも、この改正を認知されているのかも疑問です。
freee会計は全てのプランで電子帳簿保存法に対応
現在の料金体系では一部のプランでしか電子帳簿保存法に対応していませんが、2022年1月から個人、法人の全てのプランで電子帳簿保存法に対応できるようになります。
これって結構、思い切った営業戦略だと思います。
貰った領収証をスキャナかカメラで撮影してfreee会計にアップロードして登録すれば、紙のレシートは廃棄OK!
これが軌道にのれば完全ペーパーレス化になるかもです。
もし、仮に、freeeからマネーフォワードに乗り換えます!!って時はどうなるのかな?
一旦freeeで使い始めたら乗り換えが出来なくなるの?狙いはそこか!?
まとめ
これからクライアントと相談しながら完全ペーパーレス化へ挑戦していこうと思います。
まずは、当事務所から完全ペーパーレス化にしたと思うのですが、契約書だけどうしても紙なんですよね、電子契約はコストが掛かりすぎて手が出せません。
【編集後記】
本日は、久しぶりに終日事務所での業務です。溜まった作業やインプットの時間に使いたいと思います。