転売ヤー VS 税務署
コロナウィルスの騒動が一向に収まらない日々。
悲しいかなマスクやトイレットペーパーなど買い占めて転売する「転売ヤー」なる言葉がネットの世界で広がっています。
もう普通に量販店に売っているのだけれど・・・。
さて、ネットでは転売ヤーが〇千万儲けた!とか〇百万儲けた!とか!
目次
転売ヤーの税金の話。
基本的には利益には所得税が課税されます。
私が税務署に入る前の税務大学校の研修では「例え、それが不法行為による利益であっても所得税が課税される」と教わったものです。
転売ヤーの場合「売上-仕入=利益」となり、この利益に所得税が課税されます。
副業として行っている場合には、他の所得も合算して確定申告する必要があります。
が、しかし・・・。
きっと・・・。
今回の騒動で儲けた人は申告しない(私の個人的見解である)と思っています。
なぜなら。
バレないと思っているから。
戦う税務署!
今回の一連の騒動は令和2年になってからです。
したがって、確定申告は令和3年になってから。
すぐに調査をしなくても確実に情報収集するはずです。数年かけてね。
忘れたころに、税務調査はやってきます。確実に。
そして、税務調査が来た頃には、もうすでにお金は使い果たして無い状態。
税務署にとってお金がないなんて関係ない。
なければ差し押さえするだけ。
情報収集なんて出来ないと思っている人。甘いです。
まとめ
こんな時期だからこそ、国民が協力していかないと。
今日のブログを信じるか否かは読者の方にお任せします。
ただ、私は税務署側にいた人間です。
守秘義務がありますので全てを文章にはできません。
転売ヤーのやっていることの是非についてはコメントしませんが、納税の義務は果たしていただきたいし、税務署側もしっかりと転売ヤーを捕捉して課税してほしいものです。
参考:シェアリングエコノミー等新分野の経済活動の適正課税の確保に向けた取組の概要
【編集後記】
トイレットペーパーはありましたが、マスクは依然と不足しています。
困りました。