航空機燃料税とは?


マニアックな税法のお話の連続投稿です。
前回の揮発油税に続き、今回は「航空機燃料税」のお話し。
間接諸税といわれる税目の1つです。
航空機燃料税のほか、たばこ税、取引所税、印紙税、揮発油税、石油ガス税、石油税、電源開発促進税などがあります。
目次
航空機燃料税とは?
航空機燃料税とは、航空機に積み込まれた航空機用燃料に対し課税される税金です。
納税者は航空機の所有者
納税地は原則積み込み場所(特例有)
課税標準は積み込み数量
税率は1㎘あたり26,000円
となっています。
平成30年度の国税庁発表の統計資料では、税額781億58百万円となっています。
航空機燃料税の税務調査はあるの?
もちろん航空機燃料税の税務調査も行われています。
ただ、納税者の数が平成30年度で2000人くらいなので、調査件数は多くはありません。
大手航空会社やプライベートジェット機や小型ヘリコプターの所有者が主な調査対象になります。
航空機に積み込んだ燃料の数量なので、脱税しようとかという人はいません。
というか、誤魔化せません。
航空機に積んだ燃料ですから・・・。
平成30年度の資料で過少申告加算税が賦課されているの、若干の計算誤りはあったんだと思いますが・・・。
さらに、小型ヘリコプターの所有者などは横のつながりがあるので・・・
「うち、調査来たから次は○○のところだな!」
「○○さんのところに来たっていうから、次はうちだと思ってた。」
などと言われることもありました。
狭い世界でした。
まとめ
税務署時代に何件か航空機燃料税の調査に行って、1人乗りのヘリコプターを見てきましたがかっこよかったです。
私はドローンで満足です。持ってないけど。
【編集後記】
ヘリコプターに乗って、どこか遠くへ旅にでたいです。