経理の現場から紙をなくそう!!
税務当局勤務時代に多くの調査案件で企業に臨場しました。なんと紙が多い事。
規模が大きくなればなるほど、保存しなければならない紙ベースの資料が多い事。
もっとも国を含めた行政全体がアナログで紙ベースの処理がほとんどでないでしょうか。
電子決裁とは名ばかりで、ハンコは電子だけど決裁文書は紙でお願いします。ですよ。
疑問を投げかけると瞬殺されてしまいます。
目次
電子インボイスとは?
電子インボイスとは、「適格請求書等保存方式において仕入税額控除に必須となる適格請求書を電子化する仕組み」のことを言います。
紙の請求書で8%、10%を分けて会計ソフトに入力したり、適格請求書発行事業者として登録しているのか確認したりとインボイス制度が本格運用されれば、売り手も買い手も事務量は相当増加するはずです。
電子インボイスを活用すれば、データでやり取りしてそのまま会計ソフトへと移行できたり、債権管理もシステム上でき、更には紙のように場所を確保して資料を保管する必要もなくなります。
脱ハンコで加速するか?
企業によっては、紙ベースで赤いハンコが押してなければ経理で認めてくれない!!なんてことも聞いた事があります。
そういえば、税務当局の会計をそんな感じでした。
コロナ禍において幸か不幸か脱ハンコも叫ばれ、ついの申告書の押印まで省略される時代です(なりすましが怖いです)。
双方のバックオフィスの効率化のためには、経理の現場から紙をなくすことが必要だと強く感じます。
日本の経理をもっと自由に
最近、inboxの株式会社Deepwork様からのメールで「日本の経理をもっと自由に」というカンファレンスの動画を視聴する機会をいただきました。
☝☝☝で書いたようなことをベンダーや実際に導入した企業などのお話があり、とても参考になる動画でした。
まとめ
これからバックオフィスはもっと効率化され、大袈裟に言えば対応できない企業は淘汰されていくのだと思います。
作業から判断へ
凄い時代になったとつくづく実感しています。
【編集後記】
kintoneの使い方を学習しているのですが、税務当局にこのSaaSがあったら格段に業務スピードが上がると思うんだが、まあ、無理だろうな。