税務調査官の夕方
税務調査は午後4時頃には終わります。
書類の整理をしながら、調査先に忘れ物がないように。
上司にこれから帰るという連絡をします。
私が税務署に入った頃は、「帰る連」絡なんてしていなかったのに気が付いたら連絡することがスタンダードになっていました。
調査先から真っすぐに帰らない職員が多いからかな?
調査先を出て税務署に帰る道。
午後の調査内容によって気分は大きく変わります。
思い通りに調査が進んでいれば気分上々↑↑。
思い通りに調査が進んでいなければ意気消沈↓↓。
税務署に戻った若手職員の表情を見れば結果わかるくらい違いがあります。
税務署に戻ったあとは、統括官へ今日1日の報告をするのですが結果次第で対応も変わります。
思い通りに進んでいる場合は「想定通りだな。あとはあれとこれを確認して。」
思い通りに進んでいない場合は「あれは見たのか?これを見たのか?なぜやらない?」
上司である統括官も、文章では伝えきれない違いがあります。
私はいつも心の中で「そんな上手く事は運ばないよ。」と思っていました。。。
そんな、こんなで税務調査の長い1日が終わります。
そして、また次の日調査に行きます。
法人税調査担当者の場合、1年中この繰り返しです。
それぞれの企業で業種業態も違う、作成している帳簿書類も違う。
経営者も違う、税理士も違う。
毎回毎回、緊張の連続です。
今は調査をする立場から調査を受ける税理士の立場になりました。
なんか不思議な気持ちです。
【編集後記】
近所の公園のもみじのコントラストが素敵です。