税務調査を仕事としてた頃の話。


先日、知り合いの方から「知り合いが税務署に就職したよ」という話を聞きました。
辞めてしまった私が言うのも何ですが、もう率直に「若人よ、頑張れ!」とエールを送ります。
税務署の主な業務は、なんといっても「税務調査」です。
目次
税務調査を仕事としていた頃の話。
右も左も分からず税務署に配属されて調査に行きます。
高卒で就職していたので、19歳とか20歳の頃です。
対する企業の経営者は、私の父親よりも年配、しかも百戦錬磨の経営者の方々です。
若造に財布の中身を色々見られて、あーだこーだ言われて。
背中に日の丸をしょって来た税務職員でも19,20に色々言われて気分が良いはずがありません。
それでも紳士に対応してくださる経営者の方が多かったような気がします。
親方日の丸の威力は絶大でした。
しかし、中にはとても厳しい言葉を掛けてくる経営者の方もいました。
暴言、書類を投げつける、私も悪いのですが税務署長へ抗議の電話なんてのもありました。
悲しいかな税務調査なんて決して納税者から感謝される仕事ではありません。
理不尽な事ばかり言われます😭
税務調査へのモチベーション
建前は国税庁の使命である「適正公平な課税、適正申告」です。
実際のところは・・・。どうなんでしょう。闇な感じがします。
私自身の個人的感想は、精神的にも厳しく、決して感謝されない仕事にモチベーションや達成感を感じていたかと言えば・・・無いかな。
仕事だから。
お給料貰っているから。
今、思えば・・・。
公務員は・・・と言われますが、決して楽な仕事ではありません。
納税者からも組織からも理不尽な要求は常です。
でも、今思えばすべてが良い経験で、今の自分には必要不可欠なものだと思っています。
税務職員になっていなければ、19、20歳で企業の経営者と対等に話をする機会なんてなかったし、税務調査を通じて多くの経営者の方の話を聞くことができたのも私の財産です。
まとめ
4月から新社会人になった若人よ、頑張れ!
未来は明るいぜ!!
【編集後記】
現金残高マイナスになっていく、謎の現象が増えてきた。
そのお金、 どこから来たの?