税務調査は嫌いだった件。
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税務調査という仕事。
世間一般的に税務署や国税局の仕事と言えば「税務調査」というイメージでしょう。確かに、組織の中では調査の結果が出世レースみたいなものに大きく影響する。どこにでもある組織と一緒です。
ですが、私は「税務調査」嫌いでした。
税務調査は嫌いだった。
私自身は「税務調査」嫌いでした。周りの人は税務調査「好きそう」って思われていたかもしれません。
なぜ、税務調査が嫌いなのか?それは、基本、仕事の内容が全て「疑う」というネガティブな行為だからです。仕事の全てが疑う事。納税者の申告書が正しいのか?納税者の言っていることが正しいのか?提示されている書類が本物なのか?これってホントに精神的に辛いのです。
仮に税務調査で何も無かった時は、この気持ちがMAXになります。ずっと疑って疑って、結果、何もないんだから。。。
多くの職員は職務として平然と淡々と業務を行い、時間が経過するにつれ感覚がマヒしていくんだと思います。私も歳を重ねるつれ少しはマヒしていたかもしれませんが。
結果を求められる日々。
歳を重ねるにつれ、税務調査の結果を出さなければというプレッシャーは増すばかり、特に若手職員とペアで税務調査に行くときは半端ないプレッシャーでした。特に納税者に対し酷いことを言っていたこともあるかもしれません。
でも、税務調査は必要な仕事。
私は、長いこと税務の職場にいましたが、できるだけ「税務調査」という仕事に従事しないように振舞っていました、今だから告白できるけど。法人税の内部事務とか、審理事務とかできるだけ税務調査に行かないように。多分、同期のなかでも調査経験は少ないと思います。
私は嫌いでしたが、今も昔も「税務調査」は絶対に必要な仕事です。脱税する人もいるし、難解な税法で適用を誤る人もいるし。
何が言いたいかというと、私は税務調査嫌いだったけど、現職の人には頑張ってほしいーなという話でした。
【編集後記】
今日まで夏季休暇です。夏季休暇中、色々やりたいことあったけど、結局、堕落した日々を過ごしてしまいました( ;∀;)