税務署が絶対に逆らえない”政治家より怖い存在” 国税OB税理士
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何だ、これは。
ちょっと納得いかない記事があってのでブログで取り上げます。
「グレーな行為も見て見ぬふり…税務署が絶対に逆らえない”政治家より怖い存在”」
大村大次郎『実録! 税務署の怖い話』(宝島社)の一部を再編集した記事のようです。
「こうした国税OBは大企業に天下ることがあるが、それは税務署の職員と癒着しているからだ。OBのいる企業に対して、厳しい税務調査はやりづらい。信じられないかもしれないが、そうした癒着の構造がある」 まあ、ここまで良く書けたものだと思います。ここまで書くなら実名でもなんでも晒して告発すればいいのに。どこの税理士が、○○署の職員と癒着している!国税局の監察官にでも情報提供すればいいのに。
税務調査に手心を加えています!!ってね、税理士も職員も処分対象になるのにね。
国税OB税理士だからで一括りは納得いかない
確かにひと昔前は、顧問先を斡旋されたりしていたという事もありました。現在は全くありません。また2008年のOB税理士と職員の癒着という事件を再度記事にして、その体質は今も変わっていないなんて良く書けますね。
0から真面目にやっている国税OB税理士がほとんど、言葉が汚いけど定年退職して税理士になっても現役で働けるのは10年くらい、記事にあるように税務署、国税局時代の部下後輩に手心を加えてもうらなんて今はない。少なくとも私が辞める3年前には無かった。
23年勤務で税理士資格
なんか税務署に23年間勤務すれば、自動的に税理士の資格がもらえるような事も書いてありますが、決して自動で貰える訳ではありません。内部の研修や試験に合格しないと資格は取得できません。
これもひと昔前は、まーなんとか全員取得できるんではないかという時代があったことは事実です、しかしながら現在の試験問題はかなり難しく、合格者の数も減少傾向にありました。
5科目も試験で、いわゆる官報合格よりは格段にハードルは低いのですが。。。
なんか久しぶりに悪意を感じる記事だったので
読んでいて「イラっ」としてしまい、思わずブログに書いてしまいました。著者の方は1960年生まれの元国税職員とのこと、22歳で税務署に配属されて10年で退職。最初の4年くらいは税務署なので国税局勤務も長くて6年。退職したのが1992年ころでしょうか?そこから30年は経過していますよね、ホントの内部事情なんか知るすべもなく、仮に現役職員にパイプがあったとしてもごく一部の人の話、それが国税OB税理士全体が!なんて。ひどすぎる。
善良なOB税理士がたくさんいることを知ってほしい、ただそれだけ。
【編集後記】
一般人の耳目を集めてクリック数稼ぎかな。