税制改正の解説
今年度の税制改正の解説ではありません。
目次
税制改正の概要
財務省のHPに「トップページ」→「税制」→「毎年度の税制改正」→「税制改正の概要」というページがあります。
参考にリンク貼ります。
令和2年6月1日現在、平成30年度、令和元年度、令和2年度の改正関係がUPされています。
平成29年度以前は国立国会図書館へリンクがあり閲覧できます。
平成12年度から閲覧が可能です。
国税局には昭和50年代の初めの頃はあった気がします。
過去の税制改正の経緯やその当時の背景が垣間見え、時には国会付帯決議を確認できたりします。
さて、この税制改正の概要は、各年度ごとに次の項目ごと整理されています。
- 「パンフレット〇〇年度税制改正」
- 税制改正の解説
- 税制改正に関する法律・政令・省令
- 税制改正の大綱の概要
- 〇〇年度税制改正要望
我々税理士で重要なのは「税制改正の解説」です。
税制改正の解説
この解説、1000ページくらいの膨大な資料になります。
各税目の改正の概要から、改正前の制度の概要、改正の趣旨及び概要、改正の内容、適用関係の順で記載されています。
文理解釈?趣旨解釈?
法律の言葉、文章の意味を、文法の規則、通常の言葉の用法から確定するのか?
法律の趣旨や目的に応じて柔軟に、時には条文の文章や概念の意味から離れて解釈するのか?
実務では、このような場面に遭遇することは少ないですが、とても重要なことです。
また、法律の適用関係で疑問があるとここで解決できたりすることもあります。
税法はとても難しいのです。
全ページを読破するのは無理ですが、気になるところは読んでみます。
パンフレット
パンフレットは全体で20ページほどの資料です。
カラーで図があったりして分かりやすく解説してあります。
一般の納税者でも大丈夫かなという内容です。
税務研修会等で活用される資料です。
まとめ
国税に勤務していた一時期、税法を良く読む機会に恵まれました。
とても充実した日々でした。
現在は、税法を読む機会は少なくなりましたが、やっぱり法規集は購入して迷ったら法律に帰ります。
クラウドとかAIとかITを積極的に取り入れて業務を行いながら、実はアナログな部分もあったりします。
国税にいた習慣は身に染みているようです。
コロナの影響で今年度から来年度にかけて多くの改正が予想されます。
しっかり理解して対応していかないと。
【編集後記】
あれから1年。
今があることに幸せを感じています。