独り言


目次
累進課税とは
税金が高い!!という話をすると必ずと言って良いくらい「累進課税」という単語が出てきます。
累進課税には単純累進税率方式と超過累進税率方式の2種類があり、細かい説明は省きますが富のある人には多くの税負担をしていただこうという制度です。この制度のメリットは「富の再配分」ですね。wikipdediaさまの文章完コピすると「近代以降の国家は富の再分配の観点に立ち、富を一部の階層へ集中させず国民全体に広く分配することで社会福祉を実現してきた。高所得者の所得に高い税率を課し、低所得者の税率を低くする累進課税は、富の再分配を端的に実現する税制といえる。」「所得格差が大きいと社会不安が増大するのでその解決方法として高額所得を減殺し格差を是正することでそれを抑えられる。」とあります。
所得制限とは
児童手当とか、○○給付金には所得制限という名の線が引かれています。ある程度所得のある人は国からの給付金が受給できなくなるというものです。
???
上述したように累進課税によって税負担が増えている納税者、さらに各種給付金が所得制限という名の元に支給されない現実。。。これって、なんか不公平を感じるのは私だけでしょうか?
累進課税によって富の再配分を行っているのに、さらに国からの給付金が貰えないなんて。
例えば、児童手当の所得制限は世帯主の年収が1200万円を超えると児童手当が受給ができなくなります、だったら、世帯全体のキャッシュフローを考えたら1200万円以内に抑えて方がお得だったりして、気持ち的に労働意欲が削がれていきます。
まとめ
税務署勤務時代の公務員だと年収がどーのこーのとか、残業代減らして調整しようとか考えたことなかったけど、税理士になって色んな角度から物事が見えるようになったら制度設計の疑問がやたらと見えるようになってきました。
万人が納得する公平感というのは絶対にないんだけど、多くの人が不公平感を感じている制度設計には疑問しかありません。累進課税を採用しているの以上、各種給付金は所得制限なしであるべきだと思います。
【編集後記】
今日は、freeeの新しい担当者様とwebミーティングと Manageboard のデモ体験があります。どちらも楽しみです。