無記帳と隠ぺい行為
以下「事例からみる重加算税の研究:八ツ尾順一著」より引用です。
取引の記録等を最初から残しておかなかったことが「隠ぺい行為」に該当するか否か
学説は「消極説」「積極説」の分かれている。
消極説:一般的な記帳義務を課していない今日おいては、単に記録を残さないことのみでは「隠ぺい」の要件を満たしていない
積極説:帳簿を備え付けも記帳もしない、取引の原始記録を保存しないばかりか作成もしない、そして申告もしないという、形に何も残さないという行為が、実質的には最も悪質な隠ぺい行為である
さて、どうしたものか?