更正の請求書
目次
確定申告書の金額間違えた!!
2月に入り確定申告の時期が来てしまいました。税理士の繁忙期です。
さて、確定申告書を税理士に頼らずご自身で作成して出しているという方も多いと思います。で、あとから「あっ!申告書の数字間違えた!!」なんてことも。
そんな時の対応方法を解説します。
確定申告書の提出期限内の場合
確定申告書の提出期限内であれば、正しい数字で再度提出(訂正申告)することで対応が可能です。後で提出された申告書を有効として取り扱ってくれます。
確定申告書の提出期限が過ぎている場合
確定申告書の提出期限が過ぎている場合には、金額が増えるケースと金額が減るケースで対応が異なります。
❶金額が増えるケース
金額増えるケースでは、正しい数字を記載した修正申告書を提出します。これは比較的簡単な作業だと思います。
❷金額が減るケース
金額が減るケースは手続きが面倒です。「所得税の更正の請求書」という書類を作成して税務署に提出する必要があります。
↑この書類に正しい金額を記載して提出します。金額を記載しただけでは内容が確認できないので、必ず正しい金額が確認できる資料を添付する必要があります。この資料を用意するのが大変なのです。金額が増えるケースでは無条件に受け付けてくれますが、金額が減るケースではチェックが厳しくなります。税務署っぽいですね、仕事なのでしょうがないのですがね。
誤りの内容によっては、実地による確認、つまり税務職員が納税者の事務所に来て確認することもあります。
こうなると更正の請求書なんて提出しなきゃ良かったなんて人もいます。
しかも、内容によっては金額が減少することが認められないこともあります。
まとめ
確定申告書の金額を間違えると、その後の処理が面倒なので正しい申告をするのが一番です。でも人間だもの間違えることもありませす。そんなときは素直に税務署に相談しましょう。
【編集後記】
当事務所のクライアントは比較的レスポンスが早くて助かっています。今年は1月に仕事が多く確定申告の準備が去年より遅れているかなーと思っていたのですが、資料の提供依頼をお願いしても、ミーティングをお願いしても比較的早く日程が決まって、何なら去年より早いんではないかと・・・。