持続給付金等をめぐる詐欺、税務署はどう見ているのか?


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毎日のように報道される給付金詐欺
ここ最近、毎日のように持続化給付金をめぐる詐欺事件が報道されています。
素人なので、どこが端緒となって事件化されていくのかは分かりません。警察の捜査で逮捕される人もいれば自首する人もいるようです。
指南役などが逮捕されるケースもありました。どこかで税理士が、、、なんてのもあったかな。
税務署はどう見ているのか?
ここからは、完全に私の個人的な見解というか、感想というか、妄想です。
確か確定申告書の控えの添付が必要だったはず。
税務署側からみれば、「ある日突然、得体の知れない確定申告書が提出され、持続化給付金を受給した年はもう申告書は提出しない!」というどう考えてもイレギュラーな状況になります。
つまり、持続化給付金の申請に必要な確定申告書だけが提出されているということです。詐欺をしようと思っている人が受給後の確定申告をするとは思えないですからね。
税務署が保有する膨大な情報でも、事業の実態が見えないと思います。
きっと税務署は「これ変だね」となります。
税務署は動くのか?
わかりません!無責任でごめんなさい。
でも、たぶん動かないと思います。
なぜなら、税務署は詐欺を摘発する機関ではないからです。税務署は納税者から提出された確定申告書が正しいか、これにつきます。
余談ですが、昔、税務大学校で研修していた際に「収入を得る手段は問わない」と教えてもらったことがあります。
税務当局は限られた人数と時間しかないので持続化給付金の詐欺案件までやる余裕はないと思います。
ひょっとしたら、持続化給付金申請に必要な年分の確定申告しかしていない者を抽出して、関係機関に情報を提供しているかもしれません。もうここまでくれば、一般職員では分からない、ずーっと上の機関での話だろうと。。。
まとめ
真面目な納税者が一生懸命働いて納めた税金の使い道が、持続化給付金の詐欺では納得がいきません。
ぜひ、税務当局には然るべき機関に積極的に情報提供を行っていただきたいと思います。
そういえば、当事務所にも長年無申告だった法人から過去の遡って申告書を作成してほしいという問い合わせが何件かありました。詐欺をしようという法人ではないようでしたが、お断りしました。
【編集後記】
新規の問い合わせが続き、嬉しい悲鳴をあげております。