手軽にスマホで確定申告は普及するのか?


令和元年も残すところあと4日です。
年が明ければ確定申告の季節です。
昨年からスマートフォンでの確定ができるようになり、国税庁の発表では36万6千人が利用したと発表がありました。
目次
利用範囲の拡大
今年は更に、利用範囲が拡大されました。以下の図を参照してください。

今年も本人確認がネックか?
スマートフォンに限らすe-Taxの利用では本人確認が重要です。
他人になりすましで確定申告では困るので。
現在は「マイナンバー方式」「ID・パスワード方式」の2通りの認証がありますが、いずれも少し手続きが必要です。
マイナンバー方式
マイナンバーカード方式とは、マイナンバーカードとICカードリーダライタ又はマイナンバーカード対応のスマートフォンを利用してe-Taxを行う方法です。
e-Taxにログインする際に、マイナンバーカードを利用することで、e-Taxの利用者識別番号と暗証番号の入力が不要になり、事前準備として必要であった電子証明書の登録が不要になります。
マイナンバーをすでに取得している人やICカードリーダライタを持っている人はスムーズに導入できる方法ですが、持っていないとマイナンバーカードの取得など準備が必要です。
ID・パスワード方式
ID・パスワード方式とは、「ID・パスワード方式の届出完了通知」に記載されているe-Tax用のID・パスワードを利用して、「確定申告書等作成コーナー」からe-Taxによる送信(提出)を行う方法です。
マイナンバーカード及びICカードリーダライタ又はマイナンバーカード対応のスマートフォンは不要です。
ID・パスワード方式を利用するには、税務署の職員と対面による本人確認を行って発行された「ID・パスワード方式の届出完了通知」が必要です。
つまり、1回は税務署に出向かないと取得できないということです。
まとめ
マイナンバー方式、ID・パスワード方式どちらを利用するかの検討も必要ですが、年が明ければそれぞれの窓口が大変込み合い手続きに時間がかかることが予想されます。
せっかく税務署に行かず確定申告を済ませたいのですから、上記の手続きも早めに済ませたいものです。
令和2年になってソフトがリリースされたら詳しく解説したいと思います。
【編集後記】
官公庁は昨日が御用納めです。
当事務所は、とくに決めていないので今日が仕事納めです。