大丈夫か?改正電子帳簿保存法!!

大丈夫か?改正電子帳簿保存法!!

昨日、税理士会例会で税務署職員による改正電子帳簿保存法の研修が開催され参加してきました。

研修は、改正電子帳簿保存法の概要を説明した後、事前に税理士から受け付けた質問に回答するという感じでした。

この質問の内容がネガティブだったことに驚き!!電子データが保存できなかった場合の罰則とか救済措置とか経過措置とか・・・出来ないことを前提の質問に多かったです。

どなたが質問されたかはわかりませんが、1月から改正されるけど大丈夫かなと心配になります。税理士がこれでは、電子で受領した書類の紙での保存が2年間猶予される!なんて事になるんだな。電子化を考えない企業とか報道されているけど、内実、税理士が対応できないだけじゃないんだろうかと勘繰ってしまいます。
税理士の平均年齢が60歳オーバーと言われる昨今、高齢の税理士では時代の流れについていけないということか。

Excelデータで優良な電子帳簿!?

改正電子帳簿保存法では「優良な電子帳簿」と「その他の電子帳簿」に区分され「優良な電子帳簿」では過少申告加算税が5%に軽減されるなどのインセンティブが与えられています。

「優良な電子帳簿」とするためには、下図の要件を満たす必要があります。

国税庁資料より

これを踏まえて、税理士からの質問が「Excelなどのデータを、どのような方法で優良帳簿にすることができますか?」・・・えっ!

税務署職員の回答・・・「Excelデータでは無理」・・・ですよね。

大丈夫か?改正電子帳簿保存法

大丈夫か?税理士

改正まで残り3週間くらいですよ。

改正電子帳簿保存法が地方の税理士界隈の勢力図を変える!!

改正電子帳簿保存法が地方の税理士界隈の勢力図を変える!!かも。都市部では既にクラウド会計が浸透していますが、地方に行けばまだまだ。フリーランスで利用している人は増加してきているが、肝心の対応できる税理士が少ない!!

そこにビジネスチャンスがある!!と思う今日この頃。

批判があることは承知で書きます、令和4年は高齢な税理士が淘汰されていく最初の年になるかもしれません。

【編集後記】

今日、12月10日は国家公務員のボーナス支給日です。ボーナス、懐かしい響きです。

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