地方税お支払いサイトってなんだ?今さらだけど調べてみた!

最近になってeLTAXをいじっていたら、「地方税お支払いサイト」なるメニューを発見。正直、「今さら何これ?」という気持ちで調べてみたのですが、意外と便利そうだったので、ブログにまとめておこうと思います。

地方税お支払いサイトって何ができるの?

簡単にいうと、「納税のキャッシュレス化」と「複数の自治体への納税を一括で」ができる仕組み。それが「地方税お支払いサイト」の基本的な役割のようです。例えば、住民税の特別徴収や法人市民税、事業所税など、税目や納付先が異なっていても、納付書に“elマーク”が印刷されていればまとめて支払いができる、というメリットがあります。

ただ、実際にはまだすべての自治体が対応しているわけではないようで、長野市や上田市の住民税の納付書にはこの“elマーク”が付いていませんでした。つまり、対応外ってことですかね…。地方の自治体こそ、こうしたシステムで事務の手間を減らしてほしいところなんですが、やはり導入には時間がかかるのでしょうか。

長野県の自動車税はバーコードがあって、PayPayで支払いました。

eLTAXを使ってる人なら、支払いまで一気通貫でいける?

たとえば、納付書が手元にないケースや、elTAXで申告までは済んでいるケースなどでは、el番号(納付番号)を確認することで、「地方税お支払いサイト」から直接納税が可能なようです。このとき必要なのは、「法人番号」「elTAXの利用者ID」「パスワード」の3点。

私の主宰する法人では、基本的にeLTAXにログインして、ネットバンキングで納付まで完結させているので、「地方税お支払いサイト」を経由する方法はまだ試したことがありません。でも、いざというときに選択肢があるというのは助かりますね。

クライアントに使ってもらうには少しハードル高いかも?

税理士事務所としては、「どの方法が一番効率的か」は常に気になるところ。実際、うちのクライアントには、こちらで納付データを作成し、ペイジーでの納付をお願いするのが基本です。「法人番号やelTAXのIDを入れて、自分でやってください」と言っても、ややハードルが高いのが実情。

その意味で、現時点では「地方税お支払いサイト」はプロ向けというより、ある程度ITリテラシーがある事業者向けのサービスといえるかもしれません。

ただ、今後el-QRやキャッシュレス納税の仕組みがもっと浸透すれば、地方自治体の対応も進み、より多くの事業者がこのサイトを活用できるようになるかもしれませんね。特に、従業員の住所がバラバラな企業では、一括で納税できる仕組みは本当にありがたいものです。

皆さんの自治体は、もうel対応してますか?「うちはまだ…」という方、ぜひチェックしてみてください!

【編集後記】

今日の午後は日本生命の方と面談、そしてスポットで相談とあります。最近、まったりとしていますが、この時間が好きです。

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