国税庁の定員。

目次
55,985人
国税庁の定員、、、令和5年度予算要求で1178人の増員、定員合理化数1141人、差し引き37人の増員が認められ55,985人という定員数になりました。
消費税不正還付や国際的な租税回避等への対応、インボイス制度の円滑な導入への対応
税務行政のデジタル化への対応、新たな国際課税ルールへの対応、消費税不正還付や国際的な租税回避等への対応などの重きを置いた増員です。
一番の多いのは治安関係
国の行政機関で定員数が1番多いのは治安関係(刑務所、検察庁、海上保安等々)で8万人。国家公務員の定員が30.5万人なので約26%が治安関係ということになります。
では国税はというと2番目に多く5.6万人18.4%となります。かなり大きな組織となります。国の唯一の歳入官庁なので当然といえば当然なのかもしれません。
人数が多い故の不安
もう退職した身なので何とでも言えますが、税務行政は人数が多い故の課題も多く抱えています。人数が多い故、懲戒処分を受ける人数も多いです。採用人数も多いことから新人教育にも課題があります。最近、国家公務員の労働環境がBLACKなことが多く優秀な人材が集まらなくなっているという現実もあります。
採用さえされてしまえば、仕事ができようが、出来まいがクビになるリスクは低く安定している職業であることは間違いがないので、ある一定層には人気がある職種ではあるのですが、、、。そんな感じの職員を多く見てきたような気がします。今は知りませんが。。。
税理士になった今も、昔の職場のことが心配でしょうがないと思っている人間の独り言でした。
【編集後記】
なんだか良く分からないが、今年は新規の問い合わせが多いような気がする。