国税庁の任務の謎。
目次
国税庁の任務
国税庁の任務には 「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」、「酒類業の健全な発達」及び「税理士業務の適正な運営の確保」を図ることとされています 。
「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」、「税理士業務の適正な運営の確保」はよく分かります。
「酒類業の健全な発達」は、今もって国税庁が所管し続ける理由がよく分かりません。
国税庁、国税局、税務署には酒税業務に従事する職員が相当数いることも事実です。
免許の許認可とか、酒類製造者への指導とか国税庁の業務なのかなとずっと疑問です。
国税庁レポートによると
国税庁は、酒税の適正・公平な課税の実現はもとより、酒類業の健全な発達に向けて、積極的な取組を実施しています。
酒類業は、歴史的・文化的に重要な地場産業を形成してきたほか、近年では、地方創生やクールジャパンとして新たな価値を創出しており、その発展は地域経済や日本経済の活性化等に寄与するものです。
こうした観点から、国税庁においては、酒類業の事業所管官庁として、個々の酒類業者や業界団体等のニーズや課題等の把握に努めるとともに、関係省庁・機関等と連携・協調しつつ、酒類業の振興のための取組を強化していきます。
一方、酒類は致酔性、習慣性を有するなど、社会的に配慮を要する物品であることから、社会的要請に応えるための取組にも適切に対応しています。
とありますが、私にはやっぱりよく分かりません。
まとめ
きっと、歴史的背景があった現在に至るのだと思うのですが、やっぱり税理士になった今でも酒類行政を管轄しているのが国税庁であることに違和感しかありません。
税収にして1兆2700億円くらい。
思い切って地方に税源移譲してしまえば国の人件費が削減できるなんて思うのは暴挙でしょうか?
今はやりの既得権益がたくさんあって、きっと無理なんだと思うけど・・・。
日曜日の午後の戯言でした。
【編集後記】
スタートをしっかりやらないと、傷口が広がっていく恐怖。
今月中になんとかしなければ・・・。