国家公務員の残業代が適正に支払われない原因・・・3つ。
国家公務員の残業代についての話題が最近ありました。
元国家公務員として、残業代が適正に支払われない原因を考えてみました。
あくまでも、私の経験からなので思い込みもあると思いますがお許しを。
目次
勤怠管理がアナログすぎる
他の省庁がどのように勤怠管理をしてるのかは分かりませんが、超アナログの「出勤簿に押印する」というITデジタル庁が叫ばれる中の驚きの管理方法でした。
今は違うかもしれませんが。
超過勤務も当然、手書きになりこれがまためんどくさい。
残業管理のための残業なんてことも・・・。
勤務時間を管理難しい環境
宿泊を含む遠隔地への出張もまた時間管理を行う上で問題がありました。
内勤と違い時間を管理する者がいないので、出張先(主にホテル)等での打ち合わせが行われても時間管理者が把握できないという問題が発生します。
部署によっては深夜に及ぶこともあるようです。私は経験ありませんが。
何時まで残業してました!と言えば良かったのかも。
予算上の問題
超過勤務手当については、年間予算が概ね決められています(たぶんね)
したがって、当初の予算額を上回る場合には別途予算請求を行わなければなりません。
超過勤務縮減を掲げている官公庁にとって、残業代が足りませんでは示しがつきません。
管理者の能力が問われてしまいます。
まとめ
正直、自分自身も国税局勤務時代に残業代が全て適正に支払われていたかというと疑問があります。
自分でも正確に管理できていなかったという事もあり、正しいか否かの検証を行っていませんでした。
当時、携帯アプリに「残業管理アプリ」のようなものがあり、GPS機能を使って勤務地に入った時間と退社した時間を管理できるものがありました。
これで残業管理ができる!!と思ったのですが高層ビル内のせいかGPSが正しく機能せず、常に隣のショッピングモールで遊んでいる☺という使えないアプリがありました。
国家公務員の勤務実態が明らかになる昨今、民間並みの効率化は無理だとしても働き方を考えないと、ほんと優秀な人材が枯渇してしまいます。
【編集後記】
危ない、請求書を1枚誤って捨ててしまうところでした。
紛失と破棄。これ大きな違いです。