公務員のボーナス・・・リアルな話。
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公務員の夏のボーナス
公務員の夏のボーナスが6月30日に支給されました。支給日から20日も経過してボーナスのブログかよと言われそうですが、そこはお許しいただきたい。
今回の夏の国家公務員のボーナスの平均支給額が637,300円でした。ちなみに月給の2.16月分がボーナスの支給額らしいです。逆算すると295,046円くらいがベースになる月給ということですね。細かい話をすれば期末手当と勤勉手当の合計なんですけど。
実は、この記事「夏の国家公務員のボーナスの平均支給額が637,400円」部分だけ一人歩きしておりまして、数字自体は内閣人事局の発表しているんですが、一般職国家公務員(管理職を除く行政職員)の平均支給額なんです。なので、ホントの国家公務員の平均支給額は良く分からないのです。
これを多いとみるか少ないと見るかは人それぞれ。
国家公務員の職種も色々
国家公務員の職種も色々あり、例えば国税専門官だったり、警察官や自衛官、かっこいいところで外交官なども国家公務員です。これらの職種は一般職国家公務員とは別の扱いです。ということは、夏の国家公務員のボーナス平均支給額の計算の基礎に含まれていないということです。
税務職員のリアルなボーナス支給額(43歳の時)
最近、流行りなのかSNSで給与明細がUPされていることがあります。私が保管している税務署時代のボーナスの明細を一部紹介します。残っていたのが最後の冬のボーナスの明細なので夏とは支給月数が異なるのでご承知おきください。
・期末手当740,509円 勤勉手当583,795円 合計 1,324,304円(勤勉手当に割増額145,949円が含まれています)
・社会保険、税金等控除338,993円
・差引振込額 985,311円
さて、皆さん、この数字を多いとみるか少ないとみるか。期末手当だけで平均支給額を超えています。私自身の感覚では、いただけるのは大変有難いのですが、正直貰いすぎという感覚でした。ちなみに私は管理職ではありませんでした。
若い職員はこの明細をみて「夢あるな」と言っていたのが懐かしいです。
本当に平均支給額は637,300円なのか?
ここまで書くと言いたいことは分かると思うのですが、637,300円という数字はまやかしです。
すべての国家公務員が対象ではないこと、より多くのボーナスを受給している管理職が含まれていないことなどを加味すると平均支給額はもっと多くなるはず。なれべく平均支給額を少なく見せようという意図しか感じられないのは私だけでしょうか?
別にいいじゃん、ちゃんと仕事して正当な対価としてボーナスを貰うのだから全国家公務員のボーナスの平均支給額を開示すればいいんですよ。自信をもって仕事してれば開示すればいいんですよ。
【編集後記】
自営業はボーナスという概念がなくなりましたが、国家公務員時代より稼ぎは上がりました。「夢あるな」と言っていた若手職員に税理士の方がまだ夢あるぞと伝えたいです。