個人事業主の認知度は14.4%
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インボイス制度の個人事業主の認知度は14.4%
令和5年10月1日から始まる消費税のインボイス制度。この制度の関してfreeeが個人事業主に対しアンケート調査をした結果、制度を理解している人は14.4%という数字だったとか。。。
制度開始まで1年を切った今の段階でこの状況は、正直危機的な状況だと思います。
国税当局はインボイスの登録申請を早く提出しろと機会あるごとに発信していますが、このような現状をどう考えているのでしょうか?実際問題として免税事業者への対応に苦慮している事業者は多いのではないでしょうか?
消費税の仕組みが理解されていない
個人事業主かつ免税事業者の多くは、消費税に対する知識が低いのが原因だと思っています。そもそも今まで免税事業者であり、本来の売上に対して10%上乗せして取引先に対して請求しても何も問題が無かったから。これがある日突然、インボイス制度に登録したら消費税を納めることになる!って言われたら、それは手を挙げないですよ。
所謂「益税」問題なんて認識していないのだと思います。これって実のところ国税当局の消費税に対する周知徹底が不足していたのではないかと思っています。
「税理士先生方におかれましては、クラアインとに対し適切な指導、対応をお願いします」なんて税理士会で所轄の署長に言われても、そこは当然対応していますよと、取引先の免税事業者に対しての指導は誰がするんですか?
それは国税当局ですよ。
前出した個人事業主で理解していない85%の事業者に対し、今後どうアクションを起こすのか問いただしたい気分です。言えないけど。
さて、色んな意味で焦ってきている税理士の独り言でした。
【編集後記】
少しだけ仕事がひと段落したかもという気分です。まだまだ胃薬から手は離せないかもですが・・・