企業の成長とは何か?
企業の成長とは何か?
売上の増加?
利益の増加?
資産の増加?
ひょっとしたら、企業の大きな成長は考えず、現状でより安定的な経営を目指す経営者もいるかもしれません。
私のようにひとり税理士や、ひとり社長などは売上を伸ばすのにも限界があります。
しかし、フリーランスでもひとり社長でも中小企業でも決算書を読み解きながら、企業の成長や安定のために何ができるのかを考える必要があります。
目次
売上が伸びる
企業活動における収入のほとんどが売上です。
この売上がないと企業活動を行うことはできません。
したがって、この売上が過去に比べ伸びているのか?減少しているのか?を見ることで企業の成長が判断できる要素になります。
ただし、注意が必要なのは外的要因である「ブーム」によって売上が伸びたのと、企業努力により売上が伸びたのでは違います。
一時のブームで売上が伸びたのであれば、ブームがされば売上は減少します。
利益が伸びる
いくら売上が伸びても企業利益が伸びなければ意味がありません。
売上が伸びて利益が伸びないのであれば、収益構造のどこかに歪みがありエラーがあるのです。
原価率の上昇、外注比率の上昇、人件費の上昇様々な原因が考えられますが、これも過去を比べてみるとどこに原因があるのが分かるはずです。
売上が伸びれば利益も伸びる。
これが正常な数値です。
ちなみに・・・税務署では売上が伸びて利益が伸びていないと何か操作をしているのではないかなと思われがちです。
資産・資本が成長している
売上や利益同様、資産・資本も成長しているのが理想です。
ROA(総資産利益率)会社の総資産を使って、どれだけ効率的に利益を創出したかという指標
ROE(株主資本利益率)会社の資本がどれだけ効率的に利益を創出したかという指標
まとめ
企業の成長は、売上・利益・資産がバランスよく成長していくことが重要です。
そのためには、決算書を読み解く力は重要です。
また、その時点の数値を見るだけではななく、過去と比較しての分析や将来を見据えた分析も重要です。
会計Freeeを使えばリアルタイムにそれぞれの指標から分析でき、過去の比較も容易にできます。
経営者だけではなく、多くの従業員に知ってもらい意識が変わったという事例もあります。
税理士は仕事の現場を知らないからと、苦労が分からないからと言われるかもしれません。
その通りです。
税理士は数値しか、結果しか見ることができません。
そこから見えるものをアドバイスできたらいいなと思ってます。
【編集後記】
4月10日なのに、今朝は雪が降っていました。
桜も咲き始めたのに安曇野の春はまだまだです。