久しぶりに愉快なセミナーを受講しました。
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松本税理士会5月例会
昨日の午後、松本税理士会の5月例会が開催されました。毎回、何らかの研修が開催されるのですが(36時間研修のためだと認識)、久しぶりに聴講してみたいなと思う内容だったので参加しました。
講師の先生は矢野康治氏
講師の先生はは矢野康治氏。前財務省事務次官で、現在は神奈川大学特別招聘教授という肩書の先生です。
セミナーのテーマは「わが国の財政について~不都合な真実を正視する~」という、ちょっと刺激的なサブタイトルが気になります。
元財務官僚という立場でありながら、危険な香りのするテーマです。
当然セミナーは現状の日本の財政を認知するところからスタートするのですが、つまり「一般会計税収、歳出総額及び公債発行額の推移」から所謂ワニに口が開きっぱなしというところから、日本の借金が増え続けるのは高齢者に対する社会保障費であるということ。
今後更に高齢化社会が進む日本において「中福祉、低負担」になっている事実など客観的資料に基づき説明していただきました。
また、リフレ派と呼ばれる経済学者が唱えている理論がいかに破綻しているかと毒舌を吐きながらお話してくれました。
何が正しいのかは分からないが。。。
私自身は経済学者でもなけらば財務官僚でもありません。日本の経済政策の良しあしなんて分かるはずもない。がしかし、このままではダメだということは理解しているつもり。
その原因が高齢者の社会保障費であることも認識しています。
物凄い毒を吐きます。SNSで投稿したら炎上必死。
限られた財源をどのように使うかという視点です。私はプライマリーバランス重視です。2024年度予算で社会保障費は約37.7兆円です。1990年が11.6兆円だったことを考えると3倍から4倍です。公共事業費、教育、防衛費は4兆円しか増えていません。
日本の財政を圧迫しているのは社会保障費です。1990年当時の11.6兆円しかないのであれば、その分だけ財政支出をすれば良いのです。
過度な医療は止める、可能な限り延命措置はしない、これだけでも社会保障費はかなり削減されるはず。。。エビデンスはないので私個人の妄想です。
高齢者増加に伴い医療現場もひっ迫しているはずです。
限られた資源の中で、どのように効率的に配分するか、バラマキではダメです。日本がダメになります。
そんなことを感じたセミナーでした。
【編集後記】
税理士会終了後、事務所に戻り安芸高田市の石丸市長が東京都知事選に出馬されるというYouTubeを視聴しました。石丸市長のような方がもっと増えたら日本も変われるのではないかと思います。