下請Gメン(取引調査員)って何?
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下請Gメン(取引調査員)って何?
昨日の選挙ニュースで「下請Gメン」という聞きなれないフレーズがあったので調べてみました。
ネットで検索してみると中小企業庁の「取引調査員(下請Gメン)による訪問調査について」というHPがヒットしました、、、そこでは「 平成29年1月より、中小企業庁では、取引調査員(下請Gメン)を配置して下請等中小企業者を訪問しています。秘密保持を前提としてお話を伺い、国や業界が定めるルールづくりに反映するなど、適正取引に向けた取組を強く促していきます。」 とありました。
概要図は以下のとおりです。
下請取引でお困りごとはありませんか?
さらに中小企業庁のリーフレットを見ると①「発注単価を〇%減らす」など一方的に価格を引き下げられる②金型の返却や保管料負担を申し入れても応じてくれない③光熱費、原材料費などがあがっても、値上げを認めてくれない④手形による支払いが多く、その割引料も加味してくれないといったケースで「下請メンがお話を伺います」とあります。
ちょっと古いデータになりますが(2017年)には年間4000件の下請等中小企業を訪問していヒアリングを行っているようです。また令和元年度上期には431件の指導を行っているとありました。
資料を見ると下請法に触れる事例に対して指導しているようなので、うちの会社にヒアリングに来たからといってすぐに改善されるものではない感じがしますが、こういった行政指導が行われている事を初めて知りました。
やっぱり基本は下請法。
下請法が良く分からないのでなんとも言えませんが、これらの行背指導によって下請業者の経営環境が良くなればいいなと思います。
でも、この制度知らない人がほとんどで、周知方法を考えないと日本全体での効果があまり見込めないのではないかと思いました。
【編集後記】
当事務所のHPリニューアルのテストサイトが完成しました。やっぱプロの仕事は凄いなあと改めて感じました。