スタッフ2023を触ってみる
目次
スタッフ2023とは?
「スタッフ2023」とは、CCS株式会社さまが提供する「税務・経営シミュレーション」ソフトです。
今年の3月にうちのスタッフから「スタッフ2022」って便利なツールがあると教えていただき、購入を少し悩みましたが、買わない後悔より買って後悔した方が・・・この辺が個人事業主の良いところで自分の責任だけでできるのです。
ということで、今回はとりあえず「役員報酬試算」と「法人成損得試算」に挑戦してみました。
役員報酬試算
実は今までクライアントから相談があったときは、手計算で行っていたので時間が掛かる事掛かる事。それが「スタッフ2023」を使ったら、実に簡単。
でも、敢えて、ん~と思ったことはシミュレーションの主役が節税効果にフォーカスしていて、社会保険料の負担が考慮されていないかなーって、この辺りは説明する際にちゃんと補完してあげないと誤解が生じそうな気がします。
法人成損得試算
役員報酬試算と同様良く聞かれる質問ですよね。YouTubeとかで法人成りするとあれもこれも経費で落とせるみたいな話をして視聴数を稼いでいるのを見ますが、そんな甘いもんじゃないと思います。実際、どの規模になったら法人成りを考えるかって人それぞれだと思うのですが、今回、とある個人事業主の法人成損得試算を行ってみたのですが、節税効果だけにフォーカスすると個人事業主より法人成りした方が低く抑えられるのですが、法人負担の社会保険料を加味すると全体としてキャッシュアウトが増えています。さらに、税理士報酬もグッと増加しますのでホントに法人成りにメリットがあるのか?という疑問はあります。
最終的には本人が選択することなので、当事務所としては正しい情報提供を行うということだけなんですけど、だいぶ話が逸れましたが、スタッフ2023使ったら税金面の計算はもちろんのこと、社会保険料周りも計算してくれているので、それもデータを入れれば簡単に計算できる優れもの。
願わくば。。。
ソフト自体がExcelで構成されているので、データをPC本体に保存する必要があるということ。当事務所、基本的にデータはGoogleドライブにクライアントごと保存しているのでそこの保存しておきたいのです。スプレッドシートで保存し、再利用する際にはダウンロードして何て考えたのですが、デバイスに異常がなんてメッセージが表示されてPCが強制的に再起動される始末。
PCを外に持ち運ぶタイプの税理士なので、クラウド保存ができたら良かったのにと愚痴ってみました。
まだ2つの試算しか触っていませんが、今後色んなのを触ってみてクライアントに提供できたらいいなと思います。
【編集後記】
本日の午後は、MINIのカーコーティングの相談に行ってきます。黒MINIは塗装がやばいので、今度のMINIはそうなる前に手を打っておこうと思います。