サラリーマンは辛いよ。

目次
手取り収入は何円だったのか?
私が税務署に勤務していた頃のお話です。
MAX年収は平成29年で900万円を超えていました。給与収入分布図によれば上位10%に入ります。国税局勤務で扶養手当、単身赴任手当、住居手当等の手当込みの金額ですが、このような職員がゴロゴロいるのが公務員です。
本題は、この給与から社会保険料と税金がどれくらい天引きされていたかです。
年収の14.1%が社会保険料として控除されていました。また所得税は6.4%、住民税は5.4%を納めていました。私個人で考えると年収の25.9%を国庫に入れていた計算になります。
ということで、手取りは660万円位になります。
私個人と書いたのは社会保険料は労使折半なので国も14.1%を負担していることになります。表現が正しくないのは重々承知しておりますが、年収の40%は国庫に入っていることになります。
令和5年の自分はどうか?
比較対象として令和5年分の私の収入と比較します。給与所得と事業所得で比較するのはナンセンスなのかもしれませんが・・・
年収の3.5%が社会保険料です、これは色々と策を講じた結果です。概算ですが所得税は5.6%、住民税5.7%、個人事業税が2.8%となりました。また、10月から消費税の納税義務が生じました、年収の0.9%が消費税です。令和5年だけみると18.5%を国庫に入れることになります。
社会保険の3.5%ですが、私の主催する法人が半分を負担していることを考えると22%を負担していることになるのかな?
パーセンテージだけで見ると個人事業主の方が負担率が低くなっています。ただ、税負担だけで見るとあまり変わらず社会保険料の負担が如何に高いのかが分かります。
ということで、令和5年の手取りは〇〇〇万円くらいになります。書けないです。
年収ベースでは税務署時代を超えていますが、所得金額ベースでいくと・・・ちょっと税務署時代には足りないくらいです、想像してください。
トーゴーサンピン
「トーゴーサンピン」という言葉があります。
これは、税務署による課税所得の捕捉率に関する業種間格差に対する不公平感を表す言葉です。数字で書くと10-5-3-1と書きます。
10はサラーリマンで収入の全てを捕捉されている。5は事業所得者、3は農業、漁業、林業など、1は政治家です。
最近話題のパーティー券問題などから政治家の収入1割しか捕捉できないのはあながち間違いではないと思ってしまいます。
前述したとおり、税理士になってからの方か社会保険の負担率は減少しております。また、自己投資など経費についても自由度が増しています(個人的経費をつけ込むこととは違います)。
サラリーマン時代は自己投資は全て経費なりません、当然ですね。自己投資したから今があるのですが。
手取り収入を増やす
結局何を書きたかったというと世の中節税本とか色々あるけど、社会保険料を含め如何に手取りを増やすか?ということにフォーカスしないといけないんじゃないかという話でした。
マイクロ法人とか、役員賞与とか配当とか。時間があったら勉強してみようと思います。
【編集後記】
Yahoo!ニュースで節税方法の1つとして「生命保険料控除」というのがありました。間違いではないと思うんだか、でもやっぱり違うような気がするのは私だけでしょうか?