インボイス制度の現実
目次
クライアントの嘆き
インボイス制度に前向きに取り組んでいただいているクライアントからの嘆きです。
外注先にインボイスの説明をしているのですが、売上1000万円いかない、申告もしてるのか分からない個人、法人でも聞いても知らない。どうやって進めればよいかわからない
これがリアルな経営者の声です。
インボイス制度の理解度
少し前になるのですが、某研修セミナーでインボイス制度に関するアンケート結果を公表していて、インボイス制度を深く理解している、または理解しているが僅か3割程度となっていました。また、企業規模が小さくなるほど理解度が低いという結果になっていました。
前述のクライアントの嘆きがアンケート結果の実態をよく表していると納得してしまいました。
インボイスへの対応は大きく分けて2つあると思っている
インボイスへの対応は大きく分けて2つあると思っています。1つは免税事業者への対応、そしてもう1つは適格請求書の保存です。
免税事業者は適格請求書発行事業者になることで消費税の負担が増えるというメリットが発生します。また原則課税を適用するのであれば書類の保存が必要になってきます。デメリットしかないように感じます。
税理士は「インボイス制度が導入されるから対応お願いします」の一言で終わりますが、経営者はもっと大変なんだろうなと改めて感じたクライアントからの嘆きでした。
【編集後記】
今月から中小企業診断士の勉強を始めたのですが、意外と勉強時間が少ないことに。。。分かってはいたのですが、10月はもっと真剣に取り組まなければと。。。思う9月最終日の朝でした。