アニメ制作会社が告発される!
「鬼滅の刃」などを手掛けるアニメ制作会社とその社長が法人税と消費税約1億3900万円を脱税したとして東京国税局に告発されていたという記事がありました。
目次
脱税の手口は?
キャラクターを売りにした飲食店を展開、都内などの一部の店舗の売上金の3割~5割、月1億円~2億円あまりをごまかしていたとのこと。
帳簿の改ざんは経理担当の妻に指示していた。
金額が大きくて一般人にはピンとこないのですが・・・そのお金を自宅の金庫に保管していたと・・・どんだけ大きな金庫なんだろう。
2015,2017.2018年分の所得約4億4600万円を隠していた。
おそらく、毎月ごまかしていた売上から、裏で支出された経費を除いた金額が4億4600万円。
2016年だけ記載がないのは、おそらく裏で支出された経費の方が多かったということ。
裏で払う経費?
毎月、売上げを1億円から2億円ごまかしていると、粗利とかが異常な数値になってしまいます。
おそらく、それに見合う経費も計上していなかったと推測されます。
ひょっとしたら、ホントに表にできない経費もあったかも。
もっとも、そんな経費は認めてくれないんですけどね。
大なり小なり
脱税の金額の大小はあるものの、ごまかし方はよくあるパターン。
一部の店舗の一部の売上をごまかす。
帳簿の作成は代表者の妻が・・・オーナー企業によくあるパターン。
税務署勤務時代には、同じようなケースが多々ありました。
現金売上だと記録も残らないことが多いから。
「大なり小なり」
でも、ダメなものはだめ。
私のクライアント様にも現金売上のある方がいますので、口を酸っぱくして注意喚起しています。
何かあってからは、遅いから。
クライアント様の負担(金銭的負担)も税理士の負担(事務的負担)も大きくなるから。
まとめ
正しく記帳して、正しく申告して。
それが一番節税だったりする。
なんで、ごまかしたるするんだろう。
【編集後記】
朝から、久しぶりの太陽です。
少し暑い気もしますが、今日も仕事します。
書斎兼事務所にエアコンがありません。
本格的な夏を迎える前に熱中症対策を考えなければなりません。