なぜ、税務署でお酒の管理をするのか?
目次
国税庁の任務
国税庁の任務に「酒類業の健全な発達」というものがあります。
国税庁の任務にはこのほかに「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」と「税理士業務の適正な運営の確保」というものがあります。なんか「酒類業の健全な発達」だけ異色です。
では、なぜ国税庁の任務に酒類業の健全な発達があるのでしょうか?
答えは・・・わかりません!!
国会での質疑もあった
平成 25 年 05 月 14 日の国会でも日本維新の会の方がこの点ついて質問しており、当時の副大臣が答弁しております。
以下、答弁の内容です。
財務省が酒類業を所管する理由というふうなお尋ねがございました。
もう御案内のとおりでございまして、財務省設置法の十九条におきまして、財務省の外局であります国税庁の任務として、内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現、これに加えまして、酒類業の健全な発達が掲げられております。
この酒類業の健全な発達という国税庁の任務につきましては、酒類が実は高率の酒税を負担しておるいわゆる財政物資であり、酒類業の発達が酒税の保全と関連性を非常に高く有するというふうなことから、酒類業を産業として所管しておるというふうなものでございます。
分かったような、分からないような答弁です。
税務の現場ではどうなの?
実際、税務の現場ではどうなんでしょうか?間違っても酒税法で税理士が関係することはないと思います。たぶん。
私も税務署勤務時代に同じフロア―に酒税を担当していた者はいましたが、さっぱり何をしているのか分からないといった状況です。ほんとに何をしているのかよく分からないです。
お酒を販売するのに許認可が必要で、昔はくじ引きで?許認可の対象者を決めてた?違うかな?ガラガラポンしてたような気がします。
また、とある一時期、お酒関係の権限が都道府県に移譲されるという噂もありました。
結果、やっぱりなんで酒類を国税庁で管理する必要があるのかわかりません。
個人的には農林水産省とかの方があってるような気がします。