「観光税」導入検討 長野県知事

「観光税」導入検討

先週のニュースで「観光税」導入検討 長野県知事という記事がありました。

「観光地域づくりや観光プロモーションの財源として」「世界水準の山岳高原リゾートを実現していく上では、(観光客の)受け入れ環境のさらなる整備等が必要」とのこと。補助金に頼らない安定的持続的な財源の確保を目指すようです。

記事によると、観光税はホテルの宿泊費に上乗せして徴収するのが一般的であるともありました。

長野県は観光が大きな産業の1つです。長野県を含め自治体や自治体の枠を超えた地域での観光促進事業に取り組んでいるところがあります。

受益者負担を考えると観光客の一定の負担を求めることは賛成です。

観光税に問題はないのか?

全く問題が無いのかといえば、やっぱり問題があると思っていて、、、1つは利用客に実質的負担が生じるという事です。簡単にいうと値上がりです。

もう1つは、観光税の使い方です。

長野県にいれば1度は耳にしたことがあるかもですが、長野県には「森林税」という税金があります。個人住民税と均等割りを併せて1人年額1000円が徴収されています。これはこれで良いのですが、この使い方です。

この森林税を巡っては大北森林組合をめぐる補助金不正受給が明るみにでるなど(県の指導監督の不備も判明しています)など、県民から徴収した森林税の使い方には問題がありました。ホントか嘘かは分かりませんが不正受給額は約16億1百万円となったそうです。

大北森林組合等の補助金不正受給については長野県のHPで確認をお願いします。

大北森林組合等の補助金不適正受給への対応状況

使い道は議会、行政に。。。

県民が声をあげてもチェックするのは行政です。議会も重要な役割を果たすものだと思っています。予算執行という行政独特の感覚があるのも事実です。

ただ、観光税を実際に負担するのは観光客です。他県から長野県に来県する方も多く、他県の人が長野県の観光税の使い方までチェックするのは困難です、、、というか気にしません。したがって我々長野県民がしっかりと監視する必要があるのかなと思っています。

何が言いたいかといえば、使い方はちゃんとチェックしてよね。ということです。

【編集後記】

なんだかんだと言って10月になりました。

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