TKCの担当者が来たという話。
目次
開業7年目、ついにTKCが来所したという話
税理士として開業して7年目にして、たぶん、いや確実に初めてだと思いますが、TKCの方が当事務所に来所されました。
名刺交換くらいは過去にしているかもしれませんが、正直なところ全く記憶にありません。
それでも、どこか「お、ついにうちの事務所にもTKCが来るようになったか」という、妙な嬉しさがあります。
もちろん、契約はしません。そこは最初から決まっています。
ごめんね。
ではなぜ、これまでTKCという“会計業界の大手中の大手”が、当事務所に来なかったのか。
「弱小事務所なんか相手にしない」ということなのか、と一瞬思ったりもしますが、まあそんな単純な話でもないでしょう。
当事務所は、開業当初からいわゆる王道の選択をあえて外してきました。
数ある会計ソフトの中で、縁があって選んだのがfreee会計。
気がつけば、freee一本で7年が経ちました。
「JDL」と「TKC」を選ばなかった3つの理由
税理士として開業するにあたり、最初から「JDL」と「TKC」は絶対に導入しないと決めていました。
理由は3つあります。
1つ目は、漠然とですが、税務署時代にあまり良い印象を持っていなかったこと。
これは理屈というより感覚の話です。
2つ目は、他の事務所との差別化が図れないと感じたこと。
松本周辺を見渡すと、昔からの大手事務所はTKCやJDLを採用しているところがほとんどです。
新入りの弱小事務所が、同じ土俵で同じ武器を持って戦っても、勝てるわけがありません。
そして3つ目が、導入費用の高さ。
開業当初の体力を考えると、どうしても現実的ではありませんでした。
そこで選んだのがfreee会計です。
2019年当時は、クラウド会計自体がまだ黎明期。
freee会計も、今ほど認知されていませんでした。
だからこそ、ここにチャンスがあると考えました。
一時期は長野県のランキングで1位になったこともあります。
今は大きい事務所には勝てず3位に甘んじていますが、正直まったく気にしていません。
契約はしない。でも、来訪はとても有意義だった
当事務所はfreee認定アドバイザーとして、今後もfreee一択です。
そのスタンスは今後も変わりません。
それでも、今回のTKCさんの来訪は、とても有意義な時間でした。
現在の会計業界が抱えている課題、AIの進歩が業界に与える影響、そして当事務所自身の課題についても、率直に意見交換をさせていただきました。
普段、クライアントと会計業界そのものについて深く話す機会はほとんどありません。
多くの税理士事務所を回っている方の視点や情報は、新鮮で非常に参考になります。
なお、当事務所はこれまで、いわゆる「営業らしい営業」をほとんどしたことがありません。
それでもお陰様で集客に困ることはなく、現在は新規のご依頼をお断りしている状況です。
これは本当に有難いことだと感じています。
契約には至りませんでしたが、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
立場や選択が違っても、業界を良くしたいという思いは共通だと思っています。
【編集後記】
ここ数日の冷え込みは身体に堪えます。今日は金曜日。週末は身体のリフレッシュに行こうと思います。