NotionAIに課金した話
NotionAIに課金してから、日々の業務の進め方が確実に変わってきた。これまでもPlaudを使ってミーティングを録音し、文字起こしからクライアント別のTODOを作成する流れは構築できていたが、NotionAIを組み合わせることで「整理・判断・実行」の一連の流れがより滑らかになっている。単なる効率化というより、思考そのものの外注化が一部可能になった感覚に近い。現時点で感じている活用の広がりを、3つの視点で整理してみたい。
目次
■① 情報整理とナレッジの資産化
これまではミーティングごとの情報は、その場限りで完結してしまうことも多かった。しかしNotionAIを活用することで、議事録・論点・結論・TODOを構造的に整理し、それをデータベースとして蓄積できるようになった。特に有効なのは、クライアントごとの相談内容や論点を横断的にストックできる点だ。同じような質問や論点は必ず再発するため、それらを蓄積しAIで要約・分類しておくことで、次回以降の対応スピードが格段に上がる。いわば「自分専用の実務データベース」を構築しているイメージであり、経験がそのまま資産として積み上がっていく感覚がある。
■② ドキュメント作成とアウトプットの高速化
税理士業務においては、メール、提案書、報告書、ブログなど、文章作成の機会が非常に多い。NotionAIを使えば、これらのたたき台を瞬時に作成できるため、ゼロから考える時間が大幅に削減される。重要なのは「完全に任せる」のではなく、「叩き台を作らせて自分で仕上げる」という使い方だ。これにより、品質を担保しながらスピードを上げることができる。また、表現のバリエーションも広がるため、自分一人では出てこなかった言い回しや構成に触れられるのも大きい。結果として、アウトプットの量と質の両方が底上げされている。
■③ 業務の可視化と意思決定への活用
さらに一歩進めると、日々の業務データを蓄積し、それを分析に活用することも可能になる。例えば、クライアントごとの対応時間、業務内容、発生頻度などを記録しておけば、NotionAIに分析させることで「どこに時間を使っているのか」「どの業務が非効率なのか」といったボトルネックが見えてくる。これは単なる作業効率の改善にとどまらず、料金設定や業務範囲の見直しといった経営判断にもつながる。感覚ではなく、データに基づいて意思決定ができる点は非常に大きい。
NotionAIは単なる便利ツールではなく、「思考を補助し、蓄積し、再利用する仕組み」だと感じている。Plaudとの連携によって入口(情報取得)はすでに整っているため、今後は出口(意思決定・価値提供)まで一貫して最適化していくことが重要だ。使い込むほどに、自分の分身のような存在になっていく可能性を感じている。