IDeCo改正に伴う影響を考えてみた
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iDeCoが改正された
iDeCoの拠出額の上限が引き上げられました。さて、私の周りでどのような影響があるか考えてみました。
詳しい説明は省きますが、iDeCoのの上限23,000円から62,000円に引き上げられました。これと同時に企業型DCの掛金拠出額も55,000円から62,000円に引き上げられました。つまり、個人のiDeCoと企業型DCとの差がなくなりました。
税の公平性という概念から同一額になったかと思います。
企業型DCの優位性はあるのか?
企業型DCの魅力は、➀その費用を会社が全額負担すること②iDeCoより拠出額多いことなどがあります。
企業型DCを会社の福利厚生制度を1つのブランドと考えている企業にとっては影響は少ないと思います。
ですが、当事務所のクライアントのように小規模は法人にとって企業型DCがホントにお得なのか、考えざるを得ない改正です。
1人役員の法人であれば、iDeCoであれば所得税の社旗保険料の控除に対象になります。改正前であればiDeCoは23,000円が上限でしたが、62000円となれば企業型Cと同額になります。
所得税で控除する方が節税になるのか?法人税の経費として支出するのが節税なるのか?当然、このシミュレーションする際には、企業型DCを導入するにあたって発生する経費も加味する必要もあります。
正直、感覚的にキャッシュフローだけを考えたら小規模企業であればiDeCoの運用の方が、キャッシュフローが良いのではないかと思います。
受け取り方法にも影響がある。
2025年度税制改正で退職金控除の改正も盛り込まれました。
65歳で確定拠出年金受け取り後、4年を経過した70歳で会社の退職金を受け取ると勤続年数の重複控除が受けられたのですが、この4年の部分が9年に延長されました。これにより重複控除を受けるためには75歳以降に退職金を受け取る必要があります。
これも、大きな改正と言えるでしょう。
2025年税制改正はタックスプランニングに大きな影響がある
税制改正大綱が公表されてから、専門家等々が様々な意見や解説をしています。
iDeCoの改正、所得控除の改正、社会保険料の改正、年金の改正、高額療養費制度の改正など我々に身近な改正がたくさんあります。私の生活に大きく変化をもたらす改正です。
当然、これらの情報をキャッチアップしてタックスプランニングやライフプランなどを見直す必要があります。
さて、私もライフプランの見直しをしてみようと思います。
【編集後記】
iDeCoの改正。まだ私の頭の中で整理できていなくてブログ書いてます。どのような影響があるのかも想像でしかありません。
まだ、改正の法案が可決する前ですが、注意深く見守りたいと思います。