税務調査能力の低下

税務調査能力の低下

あまり詳しい事は書けないのですが、今週、税務調査の立ち合いが2日間ありました。私が現職の頃から問題となっていた税務署調査担当者の税務調査能力の低下を目の当たりにした2日間でした。

納税者側からすると調査能力の低下は、ある意味歓迎される(追徴税額が少なくてすむから)のだと思うのですが、OBからすると「こんな調査でホントにいいのか?」と不安になります。

コミュニケーション能力の低下

私が税務の職場に配属されたのは、もう30年も昔の話。当時から調査に赴いた際には良く雑談をして社長の人となりを観察するように言われたものです。調査初日の午前中を他愛もない話で終わってしまうことも少なくありませんでした。ですが、決してその時間が「無駄」というものではなく、総じて有意義なものが多かったような気がします。

例えば、雑談の中で社長の趣味の話になり車好きなのことは聞き、乗っている車や生活水準から今の役員報酬では厳しいのではないかと推測し調査を進めたこともありました。何がどこで調査に関係するか分かりませんが、意外と他愛もない雑談から調査が展開していくものなのです。

今回の税務調査を振り返ると。。。

調査担当者が事務所に来て、5分もしないうちに税務調査が開始されました。まーそれが悪いとか良いとかは今の税務署の考え方にもよると思うのですが、仮に私が上司であれば、考えられないです。今の若い職員は。。。と言ってると平成初期採用のおっさんがまた何か言ってると怒られそうですが。。。

税務調査そのものは淡々と進むのですが、後からあとから、あれもこれもと聞かれるのは勘弁です。忙しい経営者の予定を2日間確保して税務調査をしているのに、改めて話を聞きたいなんて。いつも言っているのですが、税務調査なんて1円の利益も創出しないのでできる事なら早く終わりにしたいものです。

【編集後記】

ちょっと、ここのところお腹の調子が悪く、ブログの更新がとどこましたがお許しください、あっ、誰も気にしていないか。

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