長野県観光振興税(仮称)

長野県観光振興税(仮称)

長野県では令和8年4月の導入を目指して「長野県観光振興税」のパブリックコメントを求めています。

詳しくは、ここ👇

長野県観光振興税(仮称)骨子に対する県民の皆様からのご意見を募集します/長野県 (nagano.lg.jp)

暮らす人も訪れる人も楽しめる「世界水準の山岳観光地づくり」
・人口減少化におけるインバウンドを意識した「世界水準」の観光地づくり
・長野県が持つ強みや個性を観光資源として最大限活かす観光地づくる

長野県の主要産業である観光業。コロナの影響から脱却しつつ、また円安の影響もあり長野市、松本市に限らず安曇野市や白馬村なども海外の観光客が増加しています。

また、野村証券の資料によるとコロナ前に比べて訪日客一人当たりの平均消費額も増えているとのこと、この機会に観光立県を目指してほしいものです。

制度の概要

課税客体は「宿泊行為」つまり、世間一般的にいうところの宿泊税というもので、税額は定額制の300円。年間45億円程度の税収を見込み、その1/2を市町村に交付する。

長野県には19市23町35村の自治体があります。これらにどのように交付するのかは分かりませんが、ちゃんと正しく効果的に使ってほしい、ただそれだけです。

ひと昔前に長野県森林税を巡って大北森林組合の補助金不正受給問題等がありましたので、長野県観光振興税はそうならないように適切にお願いしたいものです。

主な使途

  • 自然公園等の利用環境整備
  • マウンテンリゾートの環境整備
  • 移動自体をアクティビティとして楽しめる環境の整備
  • 「信州観光MaaS」の実装及び観光DXの推進
  • 観光における移動保証の実現
  • 宿泊施設集積地における観光まちづくりの推進
  • 宿泊・観光施設の滞在環境の向上

まとめ

長野県の主要産業の1つである「観光」これらの環境は整備されることは大歓迎です。

一方で中小零細企業が多い観光産業を今後どのように支えていくのか?施設の老朽化、人件費の高騰、その他資材の高騰など企業を取り巻く環境は厳しさを増すばかり。

いかに厳しい環境を乗り越えるのか?

【編集後記】

昨日の税理士会で野村証券投資事業部の方のセミナーを受講しました。最近のトレンドを解説してくださり大変勉強になるセミナーでした。

また、今月末には「複数税目にまたがる課税上の取扱い」という研修を受講します、インプット大事ね。

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