部活動の地域移行へ
目次
キックオフミーティング
先日、部活動の地域移行へ向けてのキックオフミーティングを行いました。参加者は学校長、教頭、サッカー部の顧問2名、市の担当者2名と私の7名で校長室で行われました。
そもそも部活動の地域移行って何?という話です。
ということで安曇野市が出している基本的方針です。
全国的に生徒数が減少し、少子化が加速的に進行する中で、中学校の部活動の統廃合が進み、合同チームが増加し、生徒が「やりたい仕種目が選べない」や「十分な活動ができない」などの声が多く聞かれるようになってきている。
また、教職員にとっては競技経験ない部活動指導及び休日の指導や大会への引率が大きな負担となっている現状がある。
これらの課題を解決する「少子化の中でも、将来にわたり子ども達がスポーツに継続して親しむことができる機会を確保し、同時に学校の働き方改革を推進し、学校教育の質の向上を目指す」としています。
チームの設立経緯
私が携わるチームが設立されたのは2015年4月のことです。当時、私は別のチームで指導者をしておりました。
前年(2014年)の秋に当時の中学校のサッカー部の保護者の方から「中学校の外部コーチをしてくれないか?」と打診がありました。どこから情報が漏れたのか分からないのですが、2015年3月で指導していたチームを離れる事を知っていての打診でした。
少し休みたいという気持ちがありチームを離れる決意をしたのに・・・次の打診があるとは。と正直悩みました。
しかも、何もない状態から1から作るという話でした。
当時のサッカー部の顧問の先生は、競技経験がなくあまり熱心ではなかったそうです。子ども達が自分たちで練習メニューを考えていたそうです。ホントに偶然なんですが、私の教え子で件のサッカー部から高校のサッカー部へ行ったこと話をする機会があり、高校のサッカー部の顧問の先生から「中学ではサッカーを教えてくれないのか?」と言われたという話を聞きました。確かに、中学生が自分たちで練習を考えていたらそうなるわな。
設立から数年
チームを設立してから数年は、安曇野市の基本的方針の後段にある教職員の負担軽減をかなり推進していました。公式戦以外は顧問の先生が参加しないスタイルを徹底しました。公式戦だけは中学校のサッカー部で参加するので責任者は絶対必要なので。それ以外は練習、遠征も我々外部指導者で実施していました。
言わば、2024年に発出した部活動の地域移行を10年前から実施していたことになります。ここ数年は熱心な顧問の先生が就任されているので、外部指導者は顧問の先生のサポート的役割です。
まとめ
クリアしなければならない課題はありますが、チームの母体は安曇野市が求める要件をクリアしています。スタッフも充実しています。もっと言ってしまえば、結局、地域移行を騒いでいるけれどサッカー部に限っていは10年前のチーム設立当初から地位移行している状況だということでした。
当面は休日のみの移行というこですが、問題は中学校単体でチーム運営ができなくなったときどうするか・・・ですね。
まあ、キックオフミーティングにしては良き時間でした。
【編集後記】
松本発福岡行の航空券がゲットできない。