経営コンサルタントが申告漏れの1位

経営コンサルタントが申告漏れ

国税庁から令和5事務年度 所得税及び消費税調査等の状況が公表されました。驚くことに、というかもう安定的に事業所得を有する個人の1件当たりの申告漏れ所得⾦額が高額な業種の1位に経営コンサルタントが入りました。

令和3事務年度から1位になり、これで3年連続で1位ともう少しで殿堂入りしてしまいそうな勢いです。

ずっと法人税の調査をしてきた私にとって所得税の傾向はイマイチ分からないのですが、建設工事関係とか風俗関係とかが多いイメージでした。でも令和の時代になり経営コンサルタントが申告漏れの1位になるとは。。。

経営コンサルタントが上位にランキングされたのは平成30年が初めかと思います。それから数年で申告漏れ業種の1位になりました。

ある意味、世相を反映させた結果なのかなと感じています。

経営コンサルタントとは?

経営コンサルタントとは「企業や組織の経営課題を解決するために専門的な知識やアドバイスを提供する職業のことです。経営コンサルタントは、企業の戦略、業務プロセス、人事、財務、マーケティング、IT(情報技術)などさまざまな分野に関して助言を行い、経営効率の向上や問題解決を支援すること」を生業としている人です。

一般的に経営コンサルタントといえば「中小企業診断士」「経営戦略士」「MBA」などの有資格者が多いという認識です。果たして、ホントにこの人たちの確定申告が間違っていたのか疑問です。

個人的な印象なのですが、SNSの動画で流れてくるような「○○の仕方教えます」みたいなコンサルの人たちではないかと。コンテンツ配信が申告漏れ業種の3位にランクインしていることも、そう考える理由の1つです。

それにしても1件当たりの申告漏れ所得金額3,871万円とは、遡及年度が5年と仮定しても年平均770万円ちかく誤魔化しているというこです。ひょっとしたら消費税の課税事業者にならないようにとかあるのかも・・・

調査選定にAIを活用

国税庁の調査選定にAIを活用しているとのこと、私の在職していた頃とは大違いです。申告された数字や過去の申告書を比較したりある意味職人のようの感覚で選定してような気がします。

時代は変わるものです。AI選定で申告漏れ所得金額及び追徴税額が過去最高を記録したそうです。

【編集後記】

税理士研修があと20時間残っとる。

サッカーの審判の講習が残っとる。

サッカーのC級ライセンスの更新が残っとる。

AFPの研修が残っとる。

農業経営アドバイザーの更新が・・・2027/3末

執筆活動が残っとる。

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